G大阪、今年も“37歳”遠藤頼み 正念場の長谷川監督、3バック初採用で惨敗 サッカーACL

G大阪は今季も“37歳頼み”だ。サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)第2節でG大阪はホームにK(韓国)リーグ昨季3位の済州(韓国)を迎えたが、MF遠藤保仁(37)の痛恨オウンゴールなどで1-4と敗れた。

「選手はよくやってくれた。(惨敗は)私の責任です。きょうシステムを少し変えて、(Jリーグ開幕から)中2日という部分もありました」と長谷川監督は淡々とコメントした。

8日間で3試合目は予定されていたスケジュールだったが、「今年は4バックと3バックを併用しないと勝てない」とシーズン開幕前から話していた。G大阪を指揮して5季目の長谷川監督は、昨季初めて無冠に終わったが、攻撃的な4バックよりも守備重視の3バックはこれまで一度も公式戦で採用したことがなく、この試合が就任後初めてだった。

これまでは、何事も遠藤に任せておけば大丈夫だった。プロ20年目の今季もリーグ戦開幕戦(2月26日=対甲府)に出場し、ここではしっかりアシストを記録した。高卒(鹿児島実)で入団以来20年連続開幕戦出場は歴代2位の記録である。

“遠藤の代役がいない”というチーム事情は今年も相変わらずで、長谷川監督は「今年もうちの軸はヤット(遠藤)」と認めている。

そこで出した結論が3バックを採用することと、遠藤自身を中盤の底におく新布陣だったが、機能するにはまだ時間がかかりそうな雲行きだ。

「遠藤が生きないと今年のG大阪はキツイ。そろそろポスト遠藤も出てこないとね」(元日本代表OB)という声があちこちで聞かれた。長谷川監督は次期日本代表監督の候補のひとりだが、連戦がキツくなった遠藤をいかに起用していくか、昨季は無冠に終わっただけに今季はまさに正念場だ。

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