G大阪、ACL済州戦で1-4惨敗! 遠藤のオウンゴールを皮切りに大量失点、ホームで大ブーイング

3バックで挑んだG大阪だが前半終了間際に2失点

 ガンバ大阪はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第2節、済州ユナイテッド(韓国)戦に臨んだが、前半終了間際と後半開始早々にMF遠藤保仁のオウンゴールなど立て続けに失点。ホーム吹田スタジアムで1-4の惨敗を喫した。

G大阪はACL初戦、同大会の08年決勝で勝利したアデレード(オーストラリア)に敵地で3-0の勝利。26日に行われたJリーグ開幕戦ヴァンフォーレ甲府戦は移動の負担もあってか1-1のドローに終わった。

その中で迎えた済州戦は、甲府戦からスタメンをFW長沢駿からDF金正也に入れ替えたのみ。長谷川健太監督はDF登録の選手を先発に5人並べた。今季ここまでのG大阪は遠藤をアンカーに置き、両脇を今野泰幸と井手口陽介が固める新布陣を用いていたが、この日は三浦弦太、ファビオ、金正也の3人が最終ラインに配置される形となった。

試合は序盤から済州の攻勢にG大阪が後手を踏む展開となり、最前線のFWアデミウソンに効果的なボールが配球できない場面が続く。GK東口順昭がゴールライン上でかき出すビッグセーブを見せる場面もあったものの、同42分に左サイド深い位置で直接FKを与えると、ニアサイドでストーン役として配置された遠藤のヘディングでのクリアがゴール左隅へと収まってしまう。そのオウンゴールの直後にはMFイ・チャンミンに追加点を許し、0-2のまま後半へ突入する。

終盤のPKでアデミウソンが一矢報いるも…

 後半キックオフから井手口に代えて長沢を送り出し、盛り返そうとしたG大阪だったが、再びセットプレーから失点する。後半6分、左CKからファーサイドの競り合いで劣勢となり、最後はFWマルセロに押し込まれて0-3と突き放された。

ハーフタイムを挟んでわずか10分足らずで3失点を喫する最悪の展開となり、G大阪は攻守とも完全に精彩を欠いた。同26分には東口が前に出ていたところをイ・チャンミンが見逃してくれず、超ロングシュートを突き刺されて0-4。試合を決定づけられた。

G大阪は同44分にアデミウソンがPKを獲得し、そのアデミウソンがPKを決めて1-4と一矢を報いた。しかし吹田スタジアムに駆けつけたファンから大ブーイングを浴びるほどの低調な出来で完敗を喫した事実は変わらない。

痛恨のオウンゴールを献上し、そして途中交代を告げられた遠藤は「真摯に受け止めて次につなげていきたいと思います。相手も高さがあると分かっていたので。耐えながらと思っていましたけど、先に失点してしまった。ホームなので、先に点を取る形にしなければいけなかったと思います。ここまであまりやっていないシステムでやりましたけど、一つのチャレンジ。課題は一つずつつぶしていこうと思います」と語った。

精神的に大きなダメージとなった一戦から、今後立ち直ることはできるだろうか。

リンク元

Share Button