G大阪が豪快開幕!長沢の先制弾でアデレードを3-0一蹴/ACL

アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグH組(22日、豪州アデレードなど)プレーオフを突破してH組に入ったG大阪はアウェーでアデレード(豪州)と対戦、FW長沢駿(28)の先制弾など攻撃陣が爆発し、3-0で白星発進となった。9年ぶりのアジア制覇に向けて、幸先良いスタートを切った。川崎はホームで水原(韓国)と1-1で引き分けた。出場32チームが8組に分かれて1次リーグが行われ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。

大型ストライカーが夏の敵地で輝きを放った。左足首に不安を抱えていたG大阪FW長沢が鮮やかに先制ゴール。高さのある豪州に高さで勝った。

「ジェソク(DF呉宰碩)からすごいいいボールが来ましたし、うまく流し込むことができてよかったと思います」

前半21分だ。右サイドからDF呉宰碩(オ・ジェソク)が中央へピンポイントクロス。待ち構えた長沢が1メートル92の長身を生かして頭で合わせネットを揺らした。ACLでは3大会連続で白星がなかった開幕戦で待望の先制点。試合を優位に進めると、前半ロスタイムにはMF今野、後半36分にはセットプレーからDF三浦のヘディングがオウンゴールを誘い、3-0の完勝となった。昨季のACLで2分4敗と初めて未勝利に終わった屈辱を晴らした。

長沢は11日の練習で左足首をねんざし、出場が危ぶまれた。この日も前半途中に患部を気にするしぐさをみせていたが、「ピッチに立てた感謝の気持ちがあった」と気持ちを奮い立たせた。起用した長谷川監督は「前線の起点にもなってくれて素晴らしい」と手放しで褒めた。

オフには川崎の日本代表FW小林、韓国・城南のFW黄義助(ファン・ウィジョ)にオファーを出すなど、チームはストライカーの補強に積極的だったが実現しなかった。2015年に広島で活躍したアルアイン(UAE)のFWドウグラスと交渉するなど、水面下での動きを続けているが、28歳の長沢がACL2連発。勝負強さを見せつけ、存在感を高めた。

アデレードは2008年にアジア制覇を決めた、クラブにとって思い出の地。新たな歴史を刻んだ長谷川監督は「縁起のいい土地でいいスタートが切れたことはとてもうれしい」と素直に喜んだ。ロケットスタートの予感だ。

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