【J1展望】柏×G大阪|難攻不落の日立台。柏は無敗記録を伸ばせるか

柏――ポイントは夏場の戦い方。下平監督の采配にも注目だ。

J1リーグ・2ndステージ5節
柏レイソル – ガンバ大阪
7月23日(土)/19:00/日立柏サッカー場

柏レイソル
2ndステージ成績(4節終了時):8位 勝点7 2勝1分1敗 5得点・5失点
年間成績(21試合終了時):8位 勝点31 8勝7分6敗 25得点・26失点

【最新チーム事情】
●中村がリオ五輪出場のためチームを離れる。代役は桐畑が濃厚。
●U-19日本代表候補のトレーニングキャンプに中山、滝本、2種登録の古賀が参加。ソニー仙台との練習試合に出場した。
●エデルソンがヴァスコ・ダ・ガマ(BRA)に期限付き移籍

【担当記者の視点】
前節のFC東京戦は「前半は今季のワーストゲーム」(下平監督)だったが、パスサッカーに固執せずに、守備を徹底し勝利を収めた。ベテランの栗澤も「まだまだだけど、少しずつ〝勝ち癖″がついてきた」と手応えを感じているようだ。

今節のポイントとなるのは、運動量の低下が目立つ夏場の戦い方だ。大谷は「自分たちのサッカーができないときにも勝てるチームにならなければいけない」と理想を語る。勝負に徹した前節の戦い方を活かせるか。

続出していた怪我人も先週から今週にかけて復帰。大津、武富、茨田ら主力級の選手たちはすでにフルメニューをこなしている。充実の陣容をどう生かすのか。下平監督の采配にも注目だ。

勝点1差で年間6位につけるG大阪には、第1ステージにアウェーで勝利。2012年からは公式戦8勝1分1敗、とりわけホームでは3勝1分と無敗を誇る。相性の良い相手にきっちり勝って上位を追走したい。

G大阪――2試合連続スコアレスドロー。効果的な仕掛けの回数をどれだけ増やせるか。

J1リーグ・2ndステージ5節
柏レイソル – ガンバ大阪
7月23日(土)/19:00/日立柏サッカー場

ガンバ大阪
2ndステージ成績(4節終了時):4位 勝点8 2勝2分0敗 6得点・2失点
年間成績(21試合終了時):6位 勝点32 9勝5分7敗 28得点・22失点

【最新チーム事情】
●2試合連続でスコアレスドローと攻撃が停滞。
●長谷川監督が就任以降、アウェーの柏戦は14、15年とも0-1で敗戦。
●藤春、井手口がこの試合からリオ五輪のため不在に。左SBの代役はオ・ジェソクか。
●遠藤はJ1通算100ゴールまで、あと1ゴールに迫る。

【担当記者の視点】
大宮戦、福岡戦と2試合連続のスコアレスドローに終わり、スタンドの一部からはブーイングも洩れた。しかし、第2ステージは依然として無敗をキープしており、守備の安定は一筋の光明と捉えていいだろう。

肝心の攻撃面は、アデミウソンや遠藤を中心に、時折流れるようなパスワークも増えている。もっとも、その場面は少ないだけに、攻撃面の改善は不可欠。1試合のなかで効果的な仕掛けの回数をどれだけ増やせるか、ゴール増のポイントとなりそうだ。

五輪組の井手口と藤春が不在のなか、左SBはオ・ジェソクが先発の見込み。実績は十分なだけに、守備の連係に不安はなさそうだ。むしろ、攻撃面でどれだけ大森ら2列目をバックアップできるかに注目したい。

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