【G大阪】宇佐美の穴埋めた!大森弾で逆転勝ち

◆明治安田生命Jリーグ J1第2ステージ第1節 鹿島1―3G大阪(2日・カシマスタジアム)

あいつに負けたくない―。大森の意地が、第1S王者・鹿島の地力を上回った。1点を追う前半26分。宇佐美が務めていた左MFで先発した24歳が、右サ イドからのパスに右足で合わせて同点ゴール。宇佐美とはユース時代からの同級生で、親友。それでも「宇佐美の話は、もういいかなと。ムチャクチャしてやろ うじゃないですけど、自分のプレーをしてやろうと」と強気に挑み、今季リーグ戦初ゴールを呼び込んだ。

繊細なボールタッチを持つ宇佐美とは違い、泥くさく何度もDFの裏を突くフリーランニングと、強引な仕掛けが持ち味。守備でも献身的に走り、後半23分に交代したにもかかわらず、スプリント(時速24キロ以上)回数はチーム2位の21回に及んだ。

左サイドで大森とコンビを組んだDF藤春は「(大森)晃太郎は絶対最後までしっかり最後まで(相手に)ついてきてくれる。あれで本当に助かった」。長谷 川健太監督(50)も「(宇佐美)貴史が抜けて、攻撃が停滞したと言われたくないという強い思いが出ていた」と高く評価した。

後半には元日本代表MF遠藤のCKからの2アシストで2点を勝ち越し。その後、鹿島の猛攻も全員守備で守り切り、「1試合で判断するのは早いですけど、 これからいい方向に向かえば」と背番号7。第1Sは6位と優勝争いに絡めなかったG大阪。“宇佐美ロス”をハードワークで埋め、優勝を狙う第2Sで最高の スタートを切った。

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