【移籍会見一問一答】G大阪・宇佐美、たむらけんじの質問に「そこはまじめな質問なんですね。職業、芸人さんですよね(笑)」

J1G大阪の日本代表FW宇佐美貴史(24)が21日、吹田スタジアムでドイツ1部アウクスブルクへの移籍会見に臨んだ。

--あいさつ

「移籍に関してですけど。こんなに、自分自身がガンバを愛していて、こんなに愛するクラブでサッカーができることっていうのは本当に幸せなことだと思い ますし、自分自身、ファンから始まったクラブで、ファンの人たちから応援してもらえる環境を心の底から愛しています。ただ、挑戦のない人生というか、壁に ぶち当たらない自分の人生はらしくないと思いますし、自分の道を外れたときに軌道修正してくれる人がたくさんいるこの環境、また常に、失敗し続けても期待 をして応援してくれているファンの人たちがいる環境ではなく、またゼロからその環境をつくっていくような、壁にぶち当たって、こけて、また起き上がって、 また壁にぶち当たってっていう人生を選びました。そっちの方がおそらく苦しいですし、楽しくないことも多いとは思いますが、自分の成長のために、また自分 のサッカー人生、自分の人生のためにわがままではありますが、そっちを決断させていただきました。移籍を決めた理由はそんな感じです」

--オファーが来たときの率直な気持ち

「タイミングとしては、割と早い段階からいただいてましたし、そのオファーの内容自体も自分自身がすごく満足できる内容でしたし、熱意もそうですし。な ので、挑戦したいという気持ちがあった分、すぐにアウクスブルクからのオファーに対しては自分自身も表現しましたし、行って挑戦したいという気持ちは割と すぐに固まりました」

--アウクスブルクの印象

「何年か前、細貝選手(トルコ1部・ブルサスポル)がいたりとか、現在も韓国人選手が多く所属していますし、アジア人の選手がすごいプレーしやすい環境 が整っているというのは話をしていただいた。クラブとしてもずっと成長しつづけているクラブですし、愛情にあふれたクラブだというのはすごく感じたので、 そこら辺でより魅力は感じましたね」

--2度目の挑戦となる今回は、自身のサッカー人生でどういう意味となるか

「自分自身、生きてきた中で一番の挑戦。バイエルンに行ったときもそうですけど、あれは経験をしに行ったという感覚のほうが、挑戦なんですけど、大き かったですし、ただ今回は完全移籍ということもあるので、人生をかけた再挑戦という意味合いが大きいと思ってます。その中で、失うものも大きいとは思いま すけど、得るものもたぶん爆発的な量があって、その得るものの中で、また自分自身、爆発的に成長できるか、そうでないかというのは自分自身にかかっている と思うので、だからこそ魅力は感じます」

--ブンデスリーガに対するこだわりはあるのか

「いや、そんなにドイツじゃなきゃ、いやだってことはなかったんですけど、やっぱりどこかこうドイツから帰ってきてガンバでやりながらも、やっぱりドイ ツ、ブンデスリーガの結果をフォローしている自分がいたりだとか、どこかリベンジしたい、このままでは終われないという気持ちは常に片隅には置きながら。 自分のサッカースタイルとしても、たぶんあまり一致しないというかどっちかというと合わない感じなんですけど、だからこそより吸収できる部分が大きいと思 うので、また再挑戦するならオファーいただいた瞬間にブンデスだと思いましたね」

--ドイツから帰ってきての3年間でどう成長したか

「そこを話し出してしまうと、たぶん今泣いてしまうんで(笑)。そこはどうせセレモニーでも我慢できないと思うんですよね。クラブに対する感謝とか愛情 とか。この3年間、思い出とかいろんなものが僕自身のなかで詰まりすぎて、まだここでは泣きたくない、どっちかというときょうは笑顔で報告をできればいい なという感覚でいるので。J2、ドイツでボロボロになって帰ってきてからの3年間というのはもう少し後で話させて欲しいと思います」

--どういう選手になりたいか

「活躍して、日本代表のなかで主力にというか日本代表で日本を引っ張っていけるような選手になっていかないといけないと思っていますし、この挑戦をし続 けながらチャンピオンズリーグいったり、そういうヨーロッパで最もレベルの高い試合を経験していけたらなと思いますし、その中で自分の名前をまた広げてい ければとは思ってます」

--25日の鹿島戦(吹田スタ)はどんな姿をみせたいか

「まずは勝つこと。チームとして勝利することと、やっぱり自分のゴールで勝ってサポーター、ファン、今まで応援してくれた人、たくさん見に来てくれると 思うので、そういう人たちに少しでも良い姿を見せたいと思います。セレモニーもあるので、言葉で感謝を伝える機会もありますけど、まずはプレーでとかサッ カーをしてるところで感謝を伝えていけるような試合にしたいと思います」

--チームを選ぶ上で大切にしていたこと、またその理由

「金銭面とかのこだわりは本当になかったですね。熱意とやっぱりオファーのタイミングが一番大事にしたいなと思っていました。まあ早ければ早いに越した ことはないということではないんですけど、早いほうが僕としてはやっぱり熱意も込みの早さだろうというのがあったので、そのタイミングも早かったですし、 向こうから話を聞いても本当に獲得したいという気持ちを一番感じたので。だから割と即決ぐらいの感じで決めました」

--(質問者が芸人のたむらけんじになり…)ドイツでやりたいポジション

「そこはまじめな質問なんですね。職業、芸人さんですよね(笑)? そうですね、今やってるポジションでもいいですし、また逆側のスタイルでもいいです し、真ん中でもやれますし、一番前もやれると思っています。どのポジションで出れば結果を出しやすいとかはあるでしょうけど、どのポジションで出ても結果 を出していけるたくましさというか、存在感を身につけていって、今言った4つのポジションどれでも結果を出せる選手になりたいなと思ってます」」

--希望の背番号は

「きのう希望はいわせてもらったんですけど、やっぱりガンバで背負ってる39番を背負いたいなというのはありますし、ガンバに帰ってきたときに39番を 着けたときはそういう意味合いはなかったんですけど。次、アウクスブルクでもし背負うことができれば、語呂合わせで“サンキュー”という意味にもなるの で、感謝の気持ちを背負いながらプレーすることも一つ自分らしいかなと思って要望はさせてもらいました」

--じゃあ最低でも39ゴール

「そうですね、39点ぐらい取れれば、って無理ですね(笑)」

--(質問者がかわって…)前回の移籍と比べてやれる自信

「1回行ってるというのもあって、前回行ったときよりやれるんじゃないかという自信はやっぱり強くなってます。一回行ってできなかったこと、ピッチ内、 外でもそうですけど、ドイツから帰ってきて日本でやるなかでもっとドイツでこうできたんじゃないかという思いがすごいあふれてきた。次行ったときはもっと こうしてやるぞってことをより貪欲にやっていこうとは思いますし、まあピッチ内でのプレーが一番大事ですけど。ピッチ外のところでもやっぱりより選手同士 でコミュニケーション図って、まず一人の人として認めてもらうこともすごく重要だと思うので、そういうことも成長していけたらいいなと思います」

--リベンジとはなにを意味するか

「1回目行って、バイエルンでは、すごくいい経験をさせてもらって、ホッフェンハイムでは最初の試合に絡むことができましたし、通用した部分も感じるこ とができたんですけど、最終的にそうなった(日本に帰ってきた)というこことは通用しなかったという部分も大きかったと思う。帰ってきてからのガンバでの 日々のなかで、どれだけ積み上げることができてるのか、どれだけまた成長することができたのかということをドイツで証明していきたいです。1度失敗して2 回目に成功するっていうそのストーリー自体はすごく自分の中でいいと思うので理想のストーリー通りになるようにできればいいなと思っています」

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