G大阪、広島と一触即発ムード 長谷川監督は岩下にヒヤヒヤ

◇明治安田生命J1第1S第13節第1日 G大阪3―1広島(2016年5月21日 Eスタ)

エディオンスタジアム広島(Eスタ)で行われた広島―G大阪戦の終了間際に、両チームが一触即発状態となるシーンがあった。

キッカケとなったのは後半ロスタイム。G大阪の元日本代表DF今野泰幸(33)が広島のMF清水航平(27)とこぼれ球を競り合う際にスパイクの裏を見せてタックル。それに対して広島側が怒りを表し、両チームが入り乱れた。

その中で最もヒヤヒヤとしていたのがG大阪の長谷川健太監督(50)だ。試合前日の20日に「3試合連続でイエローカードもらわないようにして欲しい」と釘を刺していた岩下が騒動の輪の中に加わっていったからだ。

岩下は昨年の広島戦で清水に肩をぶつける行為をし、その後、Jリーグ規律委員会から厳重注意を受けた、因縁深い対戦。それだけに冷静さを保つことを願っていた指揮官だったが、その岩下が清水の頭を触り、“挑発”と受け取った清水が払いのけたために事態が悪化してしまった。

ともに警告を受けることなく、直後にタイムアップの笛が鳴ったため事なきを得たが、「あんなんで警告もらってた日にゃあ…」と長谷川監督は怒り寸前だったことを告白。一方で岩下は「最後の失点は余計だったけど、勝ちきれたので良かった。結果が全て」と涼しい顔だった。

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