G大阪6位浮上 倉田が初ボランチで躍動、監督絶賛

<明治安田生命J1:広島1-3G大阪>◇第1ステージ第13節◇21日◇Eスタ

G大阪MF倉田秋(27)が今季初ゴールで2連勝に貢献した。

後半19分、右サイドを得意のドリブルからFWアデミウソンとのワンツーで崩し、最後はゴール左に右足で決めた。倉田はこの日、トップ下で先発したMF遠藤に代わって、ボランチに入った。今季初めて務めるポジションも持ち前の柔軟さで全く隙を見せなかった。

長谷川健太監督(50)は「倉田がボランチで点も入れて素晴らしいプレーをしてくれた。(広島の攻撃の形は)難しいバランスだったが、中盤でよく抑えてくれた。攻撃はやってくれると思っていたが、素晴らしいパスも出してくれた。ボランチに新しい選手が出てきてくれたのはチームにとってプラス材料」とべた褒めだった。

大活躍だった倉田は試合前、Bミュンヘンの映像を見て士気を高めた。「ボランチが身長も小さくて、ドリブルもうまかった。そういう(同じような)イメージで臨もうと。ハイライトを見たり、ゲームを流して見たりした」。

豊富な運動量が持ち味の27歳はMF今野とダブルボランチのコンビを組み、中盤を支配。白星を引き寄せた。「前(線)でもらうより、ボランチだと自由に (パスを)受けられる。守備の要にもなるし、ボランチができればガンバの中心でやっていける。いい経験だった」と、笑みがこぼれた。チームは暫定6位に浮 上した。

リンク元

Share Button