ガンバの英雄や!アデミウソン&宇佐美“auコンビ”初そろい踏み弾

明治安田J1第1ステージ第6節(10日、仙台1-3G大阪、ユアス)G大阪は敵地で仙台に3-1で勝利。公式戦の連敗を4で止めた。日本代表FW宇佐美 貴史(23)は約50メートルをドリブルで独走して、公式戦10試合ぶりとなるゴール。元U-21(21歳以下)ブラジル代表MFアデミウソン(22)も 決めて、初の“auコンビ”がそろい踏みとなった。

長いトンネルを抜け出した。宇佐美が公式戦10試合ぶりとなるゴールをあげ、チームも連敗を4でストップ。杜の都で、ガンバイレブンが勝ちどきを上げた。

「長く使い続けてもらっていれば、どこかで決められるのはわかっていた。ちょっと(恩を)返すことはできたと思うけど、まだまだです」

前半5分にFW長沢が決め、幸先良く先制すると、エースも勢いに乗った。前半14分、自陣でボールを拾うと「1人でいってやろうと思った」。約50メー トルを独走し、ゴールまで約20メートルから右足を振り抜いて突き刺した。「イメージ通り」と圧巻の一人舞台で追加点。さらに同16分にはMFアデミウソ ンがダメ押しの3点目。長谷川監督が攻撃の起点と位置づけるauコンビの初の共演ゴールは、ガンバのさらなる進化を予感させた。

宇佐美は公式戦開幕となった2月20日のゼロックス杯・広島戦で決めて以降、9試合もゴールから遠ざかった。4月に入ってからチームは停滞し「(自分 が)いる意味がない」と責任を感じていた。0-2で敗れた6日の上海上港(中国)戦を反省し、8、9日は居残りシュート練習。「技術が上がるわけではないけど、練習する姿勢で、自分に決められる形をわからせたかった」。本数や時間は決めずに納得するまで蹴り込んで、感覚を研ぎ澄ませた。

後半はシュート0のガンバに対して仙台が16本と防戦一方になったが、耐えきった。「押し込まれた中で存在感を出して、いい内容に変えるきっかけを作れ るようにならないと」と劣勢をはね返せなかったことを課題にした。それでもエースのゴールは、上昇のきっかけとしては十分な一発となったはずだ。

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