G大阪DF丹羽 復帰戦でさすがの存在感、愛息との受け身練習実る
◇明治安田生命J1第1S第6節 G大阪3―1仙台(2016年4月10日 ユアスタ)
G大阪のDF丹羽大輝(30)がさすがの存在感を見せた。アウェー仙台戦で、リーグ開幕・鹿島戦以来の戦列復帰。PKによる1失点のみに抑え、チームの公式戦5試合ぶり勝利を演出した。
鹿島戦の前半途中、相手FWと接触し鎖骨骨折。全治6~8週間の診断を受けた。だが3月末に全体練習合流。丹羽自身は2日の横浜戦での復帰を見据えてい たがドクターストップが掛かり、仙台戦での復帰となった。「この試合に合わせて準備してきました。痛みや怖さ?見ての通りです。怖さがあるならば、この ピッチに立つ資格はない」。言葉通り、開始早々に競り合いながらヘッドでクリア。体を張った気迫あふれるプレーで4試合連続2失点の守備陣を立て直した。 そして、そこに到るまでには“意外な”人物のサポートがあったことを明かした。
「子供と一緒に(転倒したときに)うまく受け身が取れるように家で練習したんですよ。いや、マジで」。丹羽は10年2月に男の子が誕生。その子と一緒に 転ぶ練習をし、衝撃をやわらげる方法などを体に染み込ませたようだ。この日、何度も相手と接触しながら「楽しかった」と言えるのも、リハビリ期間に取り組 んできたことが間違えてなかったからこそだった。



