宮本恒靖新監督のG大阪ユースが開幕勝利も…指揮官「もっと強烈な武器持って」

高校年代の日本一を決める高円宮杯U-18サッカーリーグ・プレミアリーグが9日に開幕し、昨年のWEST(西日本)王者のG大阪ユースはホームの万博競技場で2-0で大津(熊本)に勝利。元日本代表DFの宮本恒靖監督(39)の初陣を勝利で飾った。

新監督はグレーのジャケットに紺色のパンツとカジュアルなスタイルでベンチ入り。1月に始動後、この一戦に照準を合わせてきただけに「準備期間も長かっ たから、硬さもついてきたかもしれない」と肩をなで下ろした。前半4分にさい先よく先制したが、追加点をあげる後半26分までは押し込まれる時間も。それでも「押される中でもコントロールできたことはよかった」と収穫も口にした。

主将に任命され、2点目を奪ったFW食野(めしの)亮太郎(3年)は「コミュニケーションも取ってくれるし、優しい」と新監督のもとで充実している様子。2002年日韓W杯のときのトルシエ監督や、06年ドイツW杯のときのジーコ監督を比較した経験談なども伝えられるという。戦術練習では見本として対 峙することもあるようで「削り方が半端じゃなかった。これが世界レベルかと思った」と笑った。

自身も育ってきた場所で指揮を執る宮本監督は「プレースピードは上がっているけど、昔のほうが自分の売りを持ってる選手が多かった」と実感。「もっと強烈な武器を持ってほしいですね」と個性を伸ばしていくつもりだ。

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