ハリル監督、興味あります 代表候補合宿リストから漏れましたが…隠し玉4人

日本サッカー協会は3日、7~9日に関東近郊で行う国内組の代表候補合宿メンバー26人を発表した。DF槙野智章(28)ら常連組のほか、U―23代表か らMF遠藤航(23)=ともに浦和=ら3人。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)は、今回の招集は見送ったが“期待枠”としてMF高萩洋次郎 (29)=FCソウル=、DF小川諒也(19)=F東京=、井手口陽介(19)=G大阪=、GK櫛引政敏(23)=鹿島=の名前を挙げ、今後の代表選出の 可能性を示唆した。

ハリル監督の頭の中には、意外な選手たちの名前が入っていた。代表スタッフがずらりと並んで行われた代表候補合宿のメンバー発表。指揮官の口からは、今回のリストからは漏れたが、代表入りする可能性がある“隠し玉”候補4人の名前が飛び出した。

高萩は14年の広島退団後、オーストラリアのWシドニーを経て、韓国のFCソウルに所属。国際Aマッチ2試合の出場経験もある。指揮官は「もうすぐ30 歳だが面白い存在。守備ではボールを奪え、組み立てもできる。運動量もある。海外のフットボールも経験済み。ずっと追跡していて、必要なら呼ぶ」。海外組のため国内組合宿には呼べないが評価は高い。

小川は1日のACL、ビンズオン(ベトナム)戦で公式戦デビューしたばかり。右CKから、オウンゴールとダメ押し弾を生む“2アシスト”で3―1の勝利 に貢献。ハリル監督は「東京の左サイドの19歳も興味深い」と若さにも期待した。井手口はボール奪取に秀で、U―23代表としてリオ五輪切符に貢献した。 「五輪代表の中盤、井手口はかなり興味深い」と指揮官は潜在能力の高さにも注目している。

そしてU―23代表の守護神で五輪アジア最終予選で好セーブを連発したのが櫛引。「今回GK4人を呼んだが、忘れてほしくないのは櫛引だ。予選は素晴らしかった。彼に関するリポートも手に入れた」と既に特徴などはチェック済みだ。

名前を挙げられた4人のモチベーションは高くなり、現代表選手には危機感が生まれるなど相乗効果も期待できる。「名前で選手は選ばない」。日本サッカー強化のため、自らの目で確かめた“ハリルチルドレン”をA代表へと引き上げていく。

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