昇格組にも苦戦続きのG大阪…緊急就任2か月での苦境に明神監督「時間がなかったとは思っていない」

[9.6 J1第6節 千葉 2-0 G大阪 フクアリ]

ガンバ大阪は6日、J1第6節で昇格組の千葉に0-2で敗れ、これで5試合勝ちなしとなった。J1リーグ戦唯一の勝利を挙げた開幕節の浦和戦は相手が前半に退場者を出しており、11人同士の対戦ではいまだ勝利なし。第2節では水戸、前節では長崎といった昇格組相手にも勝ち切れておらず、13位という順位以上の停滞感に包まれている。

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千葉戦後、明神智和監督は今季の苦戦について「相手チームがしっかりとうちを研究しているというのが一つ考えられる。また夏場の連戦で全体的に運動量が落ちているところも影響している」と分析。「良い試合と良くない試合の差が激しいところではまだ安定して自分たちの特徴が出せていない。攻守両面で少し修正が必要だと思う」と現状を受け止めた。

今季のG大阪は開幕1か月前の7月10日、イェンス・ヴィッシング前監督がアルイテハドに引き抜かれる形で退任。トップチーム指揮未経験の明神監督がオーストリアキャンプを監督代行として率いた後、18日付で正式に監督へ就任するという異例の体制で新シーズンを迎えた結果、現在の停滞感につながっている。

明神監督はチームづくりの基本路線について「サッカーの継続という面では(ヴィッシング監督が率いていた)ハーフシーズンと変わらず、前に早く攻める、前から奪いに行くというところ」としながらも、戦術面ではいまだ過渡期にある様子。開幕節・浦和戦に勝利し、ACLエリートプレーオフを制した後、水戸戦(△1-1)と名古屋戦(●1-3)で勝ち点を落としていたが、続く広島戦(△0-0)からは微修正を加えながら戦ってきた。

ただ、その後も勝ち点を重ねられていないのも事実だ。明神監督は「ビルドアップ含めて1節、2節、3節くらいまで少し(異なる)トライをしてきたが、自分自身の反省もあってもう一度選手が慣れ親しんだほうに戻すというか、あまりそこを触らないようにした。より相手陣地でのポジショニングについて少し発展させるようにしているが、ただそこでは攻守のバランスがもう少し必要だと感じている」と現状認識を口にした。

もっとも、ここからはACLエリートのリーグステージも開幕し、連戦の中で修正に充てられる時間は長くない。また現在はケガ人の影響により、ベンチメンバーの大半をプロ経験の少ない選手が占めている状況で、細かいバランスを落とし込んでいくのはより難しいミッションとなると言える。

それでも就任から2か月が経過した現状に「キャンプでも練習していたし、そんなに時間がなかったとは自分自身思っていない」と明神監督。「多少のケガ人がいる中で選手の疲労感という面で少し難しいのがあるのが現状だが、選手が何人か帰ってくるというだけじゃなく、誰が出てもパワーが発揮できるようなものはもっと築いていかないといけない」と早急な改善を誓った。

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