今季J3未出場もJ1相手に攻守で存在感…G大阪への帰還も目指す福島DF當麻颯「やれるという自信はあった」
[8.26 天皇杯2回戦 横浜FM 1-0 福島 日産ス]
相手のプレッシングを誘い込みながらのビルドアップと、186cmの高さを活かした対人守備。今季からJ3の福島ユナイテッドFCで副キャプテンを務めるDF當麻颯がCBの一角で持ち味を発揮し、J1の横浜F・マリノス相手に確かな存在感を放った。
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甲南大から福島に加入し、2年目を迎えた24歳。ここまで開幕3連敗中のJ3リーグ戦では一度も出番が得られていないものの、昨季もルヴァン杯で柏レイソル(●2-3)、天皇杯で川崎フロンターレ(●3-4)と対戦した経験があり、キャプテンマークを巻いた横浜FM戦は「J1の相手とやれる絶好の機会」に燃えていた。
「去年も川崎さん、レイソルさんとやらせていただいて、やれるという自信はあったので試合前も不安はなかったし、ここで止めたら自分のアピールにもなると思っていた」
前半は福島らしいビルドアップで横浜FMのプレスをことごとく打開していく中、當麻はその起点として存在感を発揮した。「ガンバの下部組織で育ったのでそこは強み。福島に来てからも寺田さん(寺田周平監督)のもとでビルドアップはチーム全員がこだわってやっていたので、そこはJ1相手にも全然通用すると感じていた」。その自信をしっかりとピッチ上で表現してみせた。
さらに守備では横浜FMのカウンターに対し、高さを活かした対応で前半25分過ぎまで危ないシーンを作らせず。同35分にはセットプレーから不運な失点を喫したが、その後も守備対応に焦りは見られず、後半に横浜FMが投入してきたエースのFW谷村海那にも果敢に挑んでいった。
J1基準のストライカーとの対峙は當麻自身も心待ちにしていたようで「特に後半は谷村選手も出てきて、J1でバリバリ出ている選手と対戦できたのが本当に楽しかった」と笑み。敗戦には悔しさが残ったが、「できた部分、止められた部分もあったのでそこは収穫になった」と上々の90分間を過ごした。
次は「チャンスを掴めるように準備はしている」というJ3リーグ戦のレギュラー奪取が目標となる。「もっと今日の相手でも縦パスをFWまで見て刺さないといけないシーンもあったし、守備の部分もシュートブロックで身体を張る部分、もっと奪い切る部分はもっともっと上げていかないとJ1では通用しない」。より高い基準でスキルアップに励む構えだ。
G大阪ユース同期のFW唐山翔自はJ2札幌で先発に定着し、同じJ3岐阜のDF大串昇平はすでに2ゴールを記録。「自分が出られていない中で悔しい思いもあるし、もっとやらないといけない」。彼らの存在も大きな刺激となっている。
「まずはスタメンで出ることが大事だと思うし、スタメンで出ていくうちに評価も上がっていくと思う。中高育ててもらったガンバに戻りたいという気持ちもあるので、そこも目指して頑張りたい」。J1相手に見せたパフォーマンスは大きな基準。J3で圧倒的な存在になるためのターニングポイントとしたいところだ。




