ガンバ大阪、名和田我空がプロ3シーズン目にかける思い。ACLE本戦出場決める決勝弾も「それを証明するのは結果に他ならない」【コラム】

●ACLE出場を決める決勝弾も「ただ、大会、試合によって…」

●「本当の意味での優勝は体感できなかった」名和田我空がプロ3シーズン目に込める思い

●「どのポジションであっても得点に絡める選手は重宝されるはず」

「プレシーズンではケガ人が出てしまったこともあってウイングをやることが多かったです。ミョウさん(明神智和監督)にもトップ下とウイングの両方で考えてもらっているのかなと思っていますが、どちらをやるにしても、自分は攻撃の選手だからこそそこで数字を残すことが大前提だと思っています。

もちろん、僕自身は『ポジションはどこだ?』と聞かれたらトップ下だと言い切れるくらいの自信は持っていますけど、ウイングもできるようになれば、自分にとってもポジティブなこと。

江原戦のようにケガ人が出てしまったときに、どのポジションであっても得点に絡める選手は重宝されるはずなので。自分の特長とチームに求められる役割をうまく使い分けつつ、でも持ち味はしっかり表現することを考えながら、それを数字に繋げることで信頼を勝ち取っていきたいです」

7月24日に戦ったプレシーズンマッチのツエーゲン金沢戦でも56分から出場し、最初は右ウイングで、途中からはトップ下にポジションを変えてプレー。

60分にはピッチ中央から植中朝日へ、62分には似たような展開から左のウェルトンへスルーパスを通しシュートチャンスに繋げるなど、効果的なポジショニングから好機を演出する姿も目を惹いた。そうした試合中のスイッチが可能になれば、それはより出場時間を伸ばすことにもつながっていくことだろう。

ちなみに、その金沢戦では後半アディショナルタイムに自身のプレーによって手にした好位置からのフリーキック(FK)でキッカーに立つシーンも。名手・宇佐美貴史からキッカーを託されたのも印象的なシーンだった。

●名和田我空が実はまだ記録していないもの「流石に今シーズンは…」

「自信のある位置だったので蹴りたいって思っていたし、(自分が)蹴る気でした。(宇佐美)貴史くんもこれまでいろんなFKを決めてきた選手なのに託してくれて嬉しかったし、ありがたかったです。

だからこそ、ああいうシーンで決められる選手になりたい。このチームにはFKに自信を持っている選手も数多くいるからこそ、結果で自分を証明していかないと継続してキッカーは任せてもらえない。しっかりそこも決めていかなきゃいけないと思っています」

ところで、先に書いた江原FC戦をはじめACL2や、J1百年構想リーグプレーオフラウンド第2戦・東京ヴェルディ戦では2得点をあげるなど『数字』を残してきた名和田だが、実は、J1リーグではいまだ初ゴールを決められていない。今シーズンはそこをより強く意識した序盤戦にもなっているという。

「流石に今シーズンはJ1リーグで点を取らないとヤバいと思っています。コンディションはすごくいいし、自分に対して試合に出れば点が取れるんじゃないか、といういいイメージもある。まだまだ物足りないとはいえ、過去2シーズンに比べると自分が『できるプレー』も増えてきたという感覚もありますしね。

ただ、それを証明するのは結果に他ならない。シーズンが始まって2試合目で得点が取れたことを追い風にしながら、J1リーグでもしっかり結果を残していきたいです」

危機感と欲の両方をしっかりと燃やしながら、その才能を結果に証明するための名和田我空の戦いが、始まっている。

(取材・文:高村美砂)

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