完璧な前半から悪夢の後半、ジェットコースターゲームの日中戦を制した日本が5度目のアジア王者を獲得!!
[5.22 U17アジア杯決勝 日本 3–2 中国 ジェッダ]
U-17日本代表は22日、AFC U17アジア杯サウジアラビア2026の決勝でU-17中国代表と対戦。前半にMF里見汰福(神戸U-18)らの得点で3点を先行した日本は、後半から中国に2点を返されたものの、何とか逃げ切り。3-2で勝利し、5度目のアジア王者に輝いた。
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日本はこの決勝も従来通り、3-4-2-1の布陣。GKに大下幸誠(鹿島ユース)、DFに主将の元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島)、倉橋幸暉(鹿島ユース)、竹内悠三(名古屋U-18)、中盤中央に和田武士(浦和)と岩土そら(鹿島ユース)、両サイドに木村風斗(川崎F U-18)と負傷から復帰した長南開史(柏)、シャドーの位置に里見と北原槙(FC東京)、最前線に齋藤翔(横浜FCユース)が入った。
立ち上がりから攻守にアクティブな動きの目立つ日本がまず主導権を握る流れとなった。日本の最終ライン、元砂、倉橋、竹内の3バックも隙のない対応を披露。この3バックを起点にゲームを作り、サイドを使いながら攻勢を強めていく。
なかなか決定機にまで至らなかった日本の攻撃だが、20分に最初のビッグチャンス。長南の早いタイミングでのグラウンダーのクロスに北原がワンタッチで合わせる決定機も作ったが、これは惜しくも枠外。さらに続く21分には里見がドリブルで持ち込んでの右足シュートを狙うも、相手GKに正面でキャッチされてしまった。
そして迎えた31分だった。和田のパスをペナルティーアーク付近で受けた里見がドリブルでペナルティーエリア内へ斜めに侵入。角度がややなくなった状況だったが、思い切った右足シュートが相手DFの足をすり抜け、見事にゴールネットを揺らしてみせた。1-0。日本が決勝で貴重な先制ゴールを手にした。
さらに37分には和田のダイナミックなスペースへのパスを受けた長南が鋭く右足シュートで狙ったが、これは中国GK秦子牛が好セーブ。追加点には至らない。
このまま前半終了かと思われた42分、再び試合が動く。今度は相手のビルドアップの隙を逃さない連動したプレッシング。里見のプレッシャーでボールを奪ったところから和田がすかさずスペースへ出すと、これに反応していた齋藤がDF裏を取ってGKをかわしてゴールへと流し込み、リードを拡げてみせた。
さらにアディショナルタイムには、気落ちした相手の隙をつくように、再び高い位置でのボール奪取から北原が鋭い左足のミドルシュートを突き刺す。日本が3-0と大量リードを奪い、前半を折り返した。
ただ後半開始わずか3分、カウンターから一気呵成にボールを運ばれてしまい、最後は中央をパスで破られる形から欧州でプレーするFW万項に決められ、1点を返されてしまった。その後もやや混乱の見られる中で、日本ベンチは後半23分に木村に代わってエゼモクェ・チメヅェ海(C大阪U-18)を投入して高さを補強し、さらに長南に代わって守備に定評のあるMF星宗介(尚志高)を投入。両ウイングバックを固めて試合を落ち着かせにかかる。
だが後半32分、倉橋が最終ライン中央でボールを奪われてしまい、カバーに入った元砂の伸ばした足がファウルとなり、PKを取られてしまう。これを34分、中国FW趙松源に決められてしまい、1点差に詰め寄られてしまった。
このPKを前に日本は齋藤に代わってFW高木瑛人(鹿島ユース)を、里見に代わって藤本祥輝(G大阪ユース)を投入。和田を前に出し、藤本がボランチに入った。さらにアディショナルタイムには北原に代わってMF岡本新大(G大阪ユース)を投入。運動量を確保した。
その後も高さも活用して力強く攻める中国に日本は苦戦を余儀なくされたが、空中戦を含めて安定した対応を見せたGK大下を軸に粘り強く対抗。CKからの最後のピンチも大下がビッグセーブで阻み、1点リードを保ったまま試合終了の笛をきくこととなった。
完璧な前半から最悪な後半という流れを経て、3-2で日本が中国に勝利。2023年以来5度目のアジア王者に輝いた。
アジアチャンピオンとして臨むU-17ワールドカップは、今年11月に開幕を迎える。



