ACLラウンド16第2戦に臨むG大阪…遠藤「先制できれば試合を終わらせられる」 SOCCER KING 5月26日(火)21時20分配信
ガンバ大阪がアウェーの地に乗り込んで戦った、FCソウルとのAFCチャンピオンズリーグ、ラウンド16の第1戦。前半は守勢に回ったFCソウルを前に、 なかなか攻撃チャンスを見いだせなかったが、後半はFW宇佐美貴史のゴールを皮切りに、DF米倉恒貴、再び宇佐美が決めてソウルを圧倒。終盤に1失点こそ 許し3-1で終えたものの、ホーム&アウェーの2試合で決着が着く戦いでは大きなアドバンテージとなる『アウェーゴール』を3つ奪い、ホームでの戦いにつ なげた。
その勝負の第2戦は5月27日、G大阪のホーム、万博記念競技場で開催される。
第1戦の結果を受け、G大阪としては7年ぶりとなるベスト8進出に大きく近づいたのは事実だが、後がない状況に追い込まれたソウルが攻勢に戦いを挑んで くると予想しても、決して簡単な試合にはならない。実際、ソウルはグループステージでも、鹿島アントラーズのホームで戦った最終戦で3得点を奪って逆転勝 利を収め、決勝トーナメント進出の切符をものにしている。そのことも踏まえ、チームを率いる長谷川健太監督は第1戦で勝利を収めた直後にも、選手に「次が 大事だぞ」と声を掛け、気を引き締めたと聞く。その言葉に呼応するように、選手も第2戦に臨む決意を口にする。
「相手は点を取らなければいけない状況で、どんどん前線にボールを入れてくるだろうし、フィジカルを前面に押し出したサッカーをしてくるはず。また先制を 許すと相手も勢いづいて厄介ですから、第1戦とは違う相手の変化にうまく対応しながら試合を進めたい。うちが先に先制できれば、ほぼほぼ試合を終わらせら れる。そこをしっかりと意識しながら試合を進めたい」(MF遠藤保仁)
「ガンバのスタイルは攻撃サッカーだと思うので、相手を受けて、引いて守るのではなく、攻めの姿勢を貫くことを考えたい。ここ最近は決定機に絡む仕事も増 えていますが、大事なのは攻守のバランスを保った上での、ここぞという時の仕掛け。第2戦でもそういう姿を示せればと思います」(DF藤春廣輝)
「相手は韓国のチーム。気を緩めれば3点くらい取れる力は十分にあるだけに、絶対に油断は禁物。第1戦の終盤に1失点を許したことで相手に付け入る隙を少 し与えてしまった反省からも、立ち上がりから集中して試合に入らなければいけない。守備はゼロで抑えることを意識しながら、先制点を奪いにいきたい」(米 倉)
08年にクラブ史上初のACL制覇を実現して以降、G大阪は09、10、11年と3年続けて『ラウンド16』に進出するも、当時は一発勝負で戦った同ス テージでいずれも敗戦。また12年はグループステージ敗退に終わっている。その屈辱を二度と味わわないためにも、あの時と同じ轍を踏むわけにはいかない。 『三冠王者』のプライドに懸けても是が非でも7年ぶりのベスト8進出を決め、2度目の『ACL制覇』に向けて、力強く歩みを進めたい。