[プレビュー]勝利あるのみ。大阪ダービーで勝ち切って、ガンバがタイ決戦へと弾みをつける

ガンバの勝利を信じてホームに集った12,150人の観客の前で戦ったACL2の準決勝第1戦はバンコク・ユナイテッドに0-1で敗戦。今大会初となる黒星を喫したが、試合後のサポーターから送られたのは「カップを掴み取れ」のメッセージを込めた熱いコールだった。
「一緒に戦ってくれていると思えるし期待も感じる。ああいうサポーターの思いは僕たち選手も分かっている」と東口もコールの意味を噛み締めている。

いかなる状況であろうとガンバにとって勝利だけが義務付けられる大阪ダービーだが、今回の顔合わせが特別な意味合いを持つことは誰もが自覚済みだ。

4日後にはタイの地に乗り込み、逆転での勝ち上がりを目指す準決勝第2戦が控えるが、「いいタイミングであると監督も受け止めている。僕らもいいきっかけに出来るように、いい内容でしっかりと勝ってタイでのアウェイゲームに挑みたい」と安部が力を込めた言葉を体現する上でも勝利だけが必要な一戦になる。
ヴィッシング監督の就任初戦となった敵地でのダービーではPK戦の末に勝点2を手にしたが、明治安田J1百年構想リーグでは最後のダービーとなる今回、ガンバが目指すのは90分での完全決着。ホームでは初めてダービーの指揮を執るヴィッシング監督だが、指揮官のスタンスは変わらない。「ダービーではあるが他の試合と変わりなく、勝ちたいし、ただ勝つだけはなく、自分たちのサッカーで勝ちたい」と選手にも求めている勝利への執着心を口にする。

一方のセレッソ大阪は現在、明治安田J1百年構想リーグWESTで9位。直近の3試合は1勝2敗という状況で、流れを変えるべく高いモチベーションで乗り込んでくるはずだ。
セレッソ大阪は前節、名古屋相手に0-3で敗れており、得点数はEASTとWESTを通じて福岡と並ぶワーストタイという数字だが、失点数はガンバより少ない計10点で前々節は神戸に対してPK戦で勝ち切っている。高さのある櫻川はセットプレー含めて警戒が必要だが、圧巻のパフォーマンスを披露中の三浦は「ボールキープも出来るし、高さもある。そこを起点した攻撃とクロスやセットプレーは脅威になるのでしっかりと対応したい」と気合十分だ。相手は神戸戦では0トップに近い布陣でも戦っており、出方は不透明だが、いかなる相手にも自分たちのやり方を貫くのが今のガンバのスタイルである。

前線から最後尾までが縦方向を意識しつつ、ボールを奪い、相手ゴールに迫る姿勢をキックオフと同時に見せつけるのみ。ダービーの重みを知り尽くす初瀬も「俺らが勝つんだ、というところを開始の笛が鳴った時から示したい」と言い切った。
セレッソ大阪がボールを動かすならば、ガンバはボールを刈り取って、鋭い攻めでゴールをこじ開けるのみ。
勝点3を最優先にしながらも、今のガンバの強みを全面に押し出してサポーターとともに勝利の歓喜を共有するのみだ。

https://sports.yahoo.co.jp/official/writer/10114

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