【G大阪】美藤倫、ゲキを入れられ後半に躍動「自分にとって大きなものになった」今季初フル出場

<明治安田J1百年構想リーグ:G大阪3-2長崎>◇8日◇WESTグループ第5節◇パナスタ

【写真】攻め込む美藤倫

後半に息を吹き返したガンバ大阪がホームでV・ファーレン長崎に逆転勝ちした。

チーム同様、前半と後半で異なる姿を見せたのが、MF美藤倫(24)だった。

ダブルボランチの一角として先発したが、前半は持ち味が発揮できず、全体を落ち着けることができなかった。今季3度目の先発に美藤は「なかなか試合に絡めない日々が続いて、自分のサッカーが何かわからなくなっているところがあった。今日も少し不安を抱えながらの試合だった」。持ち前のアグレッシブな動きが影を潜める45分で、チームも先制しながら立て続けに失点して逆転する前半となった。

それでもハーフタイムにイェンス・ビッシング監督がチームに「強度が足りない」とゲキを入れると、後半に奮起。特に後半17分にMF安部柊斗が投入されてから輝きを増した。安部に「前に出ていきたい」と自ら伝え、果敢に前に出る回数を増やすと、後半36分にはCKのこぼれ球から長い距離をゴールに向かってドリブルで運び、DF中谷進之介にパス。FWウェルトンの決定機を演出するなど躍動感を感じさせる動きを披露した。「前に行って(相手を)はがして、ガンガン攻めていくっていうのが(自分の)特長だったなと思い出した。そこにタッチもついてきたし、自分のメンタルもついてきたから、久々に楽しかった。チームにとってもそうだけど、自分にとっても大きかった」。自分らしいプレーを思い出したことで、自信を取り戻した。

苦しい時期も全体練習後にマンツーマン練習に付き合ってくれた遠藤保仁コーチには感謝の念を抱く。「いつも通りの感じで褒められないし、今日も10点満点中3・5点(の評価)だった。厳しいんですけど、5点ぐらいは目指せるように頑張りたい」。褒められる日が来るかはわからないが、マイペースな師匠に認められる日に向けて、日々の鍛錬を重ねていくつもりだ。

今季は安部やMF鈴木徳真の壁を越えられずにいたが、今季初のフル出場となったこの日のパフォーマンスは、美藤にとって良いきっかけとなるものになった。「後半最後の方のプレーは、自分の中ですごく自信になったし、ここからスタメンを勝ち取っていく上で大きなものだったかなと思う。今日の後半のようにアグレッシブにやっていきたい」。自分らしさを取り戻し、さらにスケールアップしたことをうかがわせた24歳が、定位置奪取への意欲をみなぎらせた。【永田淳】

https://www.nikkansports.com/

Share Button