「自分がやっていくためにはどうしたらいいか考えた」MF奥野耕平、名門G大阪で磨いた走力【アビスパ福岡新戦力紹介】

J1アビスパ福岡には今季、10人の選手が加わった。始動日に急きょ、新体制となったチームに新たな風を吹かせる新加入選手を紹介する。第7回は、今季J2の湘南から移籍のMF奥野耕平(25)。走力や球際の強度が持ち味のボランチは、若手時代の猛練習で武器を磨き上げた。(伊藤瀬里加)=随時掲載=

■意外なモチベーション法は…奥野のプロフィル【一覧】

攻守のつなぎ役として、奥野は新生アビスパの中盤を担う存在だ。「この半年は自分のできることを増やしたい。守備や走力に特長がある中で攻撃のタスク、1本のパスを前線に送るなどをやっていきたい」と、向上心を持って「百年構想リーグ」に挑む。

多くの日本代表を輩出したG大阪の下部組織出身。2学年上の兄も中学時代は所属しており、兄の同級生には日本代表の堂安律(フランクフルト)もいた。「うまい選手が何人もいたので、その中で自分がやっていくためにはどうしたらいいか考えた」。ユースから若手時代に磨いたのが、今の武器にもつながる走力だった。

U―23(23歳以下)チームに所属していた時期は、2部練習でGPSの走行記録を確認すると、1日で2試合分の距離になっていたこともあった。これだけ練習してもタレントぞろいのトップチームでプレー機会を得られるのか―。先が見通せない中、当時U―23を率いていた森下仁志監督から「おまえならやれる」とかけられた言葉を励みに、黙々と土台を築いた。

ただ、名門で定位置を勝ち取ることは簡単ではなかった。大きな転機はプロ5年目の2023年に訪れる。前年の終盤から出場機会を得られなかった中、かつてG大阪でコーチを務めていた湘南の山口智監督(当時)に声をかけられ、期限付き移籍を決めた。

「自分が苦しい時に声をかけてくれた。サッカー以外の部分でいじってくださり、チームに溶け込みやすくしてもらった」

24年には完全移籍を決断。昨季は中盤の主力選手として31試合に出場し、J1初ゴールを含む2得点。ただ、チームは降格となり、「悔しさを感じる」と屈辱を味わった。J1での挑戦を求め、今季はアビスパへ移籍。「アビスパの中心選手として、タイトルを取りたい」。新たな福岡の「心臓」として、ピッチを駆け回る。

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