【G大阪】鈴木徳真「疲れより楽しさが勝った」最長走行、頭脳的パス、決着PKと獅子奮迅の働き

明治安田J1百年構想リーグ:G大阪2(5PK4)2清水>◇28日◇WESTグループ第4節◇パナスタ

【写真】PKを決めて祝福される鈴木徳真

ガンバ大阪MF鈴木徳真(28)が攻守両面でチームを支え、清水エスパルス戦でのPK戦勝利に貢献した。

MF安部柊斗とダブルボランチを組んだ鈴木は、序盤こそ清水の圧力に苦しめられたが、時間の経過とともに流れを変えるようになった。

前半27分の先制点の場面では、自陣でボールを受けてFWデニス・ヒュメットに入れた縦パスで起点となり、同41分の追加点の際には後方からのパスをワンタッチで前に送ったことが清水守備陣にズレを生んだ。近くに立つ相手2人の“門”を通して状況を打開したことが、ゴールへのお膳立てとなった。2点目につながった会心のワンタッチパスを鈴木は「(MF名和田)我空が空いているのがずっと見えていて、どこかでワンタッチや1人はがしたパスが入るとチャンスかなと思っていた。それが点につながって良かった」と振り返った。

ボールを握る時間が増えた後半は、意図的に相手を動かす場面も増やした。安部と2人で細かなフェイントを入れて相手のプレスの勢いを弱めると、隙を突いて縦に配球。「やっぱりあそこで1人はがすことによって、縦パスのコースが空いたり、みんなが前向きの状態を作れる。それを(ボランチの)2人でできたことは良かった。僕がやりやすい状況がずっとあって、疲れるけど、楽しさの方が勝っていた」。

守備でも予測力と運動量を生かして幅広くカバーし、たびたび大きなピンチになる前に相手の攻撃の芽をつんだ。後半7分のピンチでは、清水FW北川航也の巧みなターンに合わせてシュートブロックも見せるなど、G大阪の先発で最小168センチの16番はあらゆる位置に顔を出した。

終盤に2失点して清水に追い付かれることにはなったが、PK戦でも鈴木はしっかりと結果を出した。4番手までを途中出場で体力に余裕がある選手が務めた後、5番手を任されたのは両チーム最多の走行距離を記録した鈴木だった。「蹴りたいと思っていたので、蹴れて良かった。そこ(5人目)で決まるストーリーを作ってくれたらおもしろいなって思っていたら、そのストーリーになった」。12・147キロを走った後にもかかわらず、楽しみすら感じながらゴール左に蹴ったボールは、GKの手を弾いてゴールへ。勝利の瞬間に力強くほえ、笑顔を爆発させた小さな巨人は、最後まで抜群の存在感を放った。

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