G大阪ポヤトス監督「ベストではないが…」5年ぶりリーグ6連勝へ“鬼門メルカリスタジアム”突破する
G大阪はあす5日、敵地で首位・鹿島と対戦する。公式戦7連勝中で20年以来5シーズンぶりのリーグ6連勝が掛かる中、最大の敵はコンディション。ダニエル・ポヤトス監督(47)は「ベストではない。ただ日程は最初から決まっていたことで、向かっていくだけ」とチームを奮い立たせた。
9月27日のリーグ新潟戦後(パナスタ)にタイへ移動し、2日に敵地でACL2ラーチャブリー戦。気温28度、湿度90%の過酷な環境下で戦い、帰国したのは3日夜だった。大阪には戻らず、そのまま関東近郊で調整したが、DF半田陸は「体は疲れている。ただタイでの試合で負けていたらより疲れていた。メンタル面では少し楽な状態で挑める」と正直に口にする。
2―0で勝利したラーチャブリー戦はFW宇佐美貴史やFWデニス・ヒュメットら主力を起用。指揮官は「グループリーグ突破を早く決めたいというのがある。そのためのメンバー選考をしました。鹿島戦を考えるとリスクがあるんじゃないかと考える方もいると思うが、そのリスクも承知で最初の9ポイントを取りにいく選択をした。そうすれば残り2戦のアウェー移動の負担を軽減できる」と説明し「選手もローテーションしながら戦っていければ良い」とメンバー変更を示唆した。
メルカリスタジアムでは8試合勝ち星なく(4分け4敗)、さらに3試合連続無得点。だが直近の公式戦7試合で計21得点と圧巻の決定力を誇る。「今までも浦和に勝てていないとか色々なジンクスや挑戦があったと思うが、それらを打破してきた。鹿島のホームで得点が取れていないが、その挑戦をしっかりとしていきたい」と指揮官。疲労や負のデータを乗り越えて、連勝街道を延ばしていく。



