【ACL2】G大阪3発快勝!V弾の宇佐美が流れ引き寄せる「そういうシーン重なるとゴールまでいける」
アジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)の1次リーグが17日に開幕し、F組のG大阪はイースタン(香港)に3―1で勝利し、白星発進した。FW宇佐美貴史(33)が勝ち越しゴールを決めるなど勝利に貢献し上々のスタートを切った。
頼れる主将の右足がチームを白星発進に導いた。1―1の後半24分、MFファン・アラーノの右からのグラウンダーパスに反応した宇佐美が冷静に右隅に流し込んで決勝点。得点後は“大丈夫だよ”というジェスチャーで観衆を安堵させた。
「理想的なスピードでボールを落としてくれた。もう少し速かったり、浮いていたりすると話は変わっていた。コースも空いていましたし蹴りこむだけだったけど、(ポストプレーで)粘ってくれたデニスや時間を作ってエリア内に入っていけた自分など、そういう良いシーンが重なるとゴールまでいける」
試合開始から一方的にボールを握りながら攻撃にリズムが生まれず、相手GKの好セーブなどに阻まれるジリジリした展開。ワールドクラスの一撃を決められ、一時は振り出しに戻された。だが同点の後半10分から投入された宇佐美が良い流れを引き寄せた。
14年に国内3冠を達成。宇佐美個人としては唯一残されたアジア舞台のタイトルへの意気込みは強い。「理想的な勝ち方ではなかったけど、勝てて良かった。リーグから続く勝ちの流れを継続できたことは大きい。この流れを持ったままいきたい」。公式戦4連勝で9月の公式戦は全て本拠地パナスタで開催(23日・横浜M、27日・新潟)。白星街道を突き進み、08年以来のアジア頂点へ加速させていく。



