クラセン得点王のG大阪JrユースFW坂井雄真、メニコンカップ1ゴールも悔しさ示す「一番多く点を取ろうと思っていた」

[9.15 メニコンカップ EAST 0-4 WEST メドウ]

ガンバ大阪ジュニアユースのFW坂井雄真は日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会得点王の勢いそのまま、メニコンカップでも1ゴールを奪った。ただWESTを4-0の快勝に導いた試合後、「一番多く点を取れなかったのは少し悔しい」とストライカーの一面をのぞかせた。

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坂井は8月のクラセンU-15で9得点を記録し、G大阪Jrユースにとって12年ぶりとなる3位に貢献。個人としては得点王を受賞した。もっとも坂井は「できれば自分としては10得点いきたかったので少し悔しい気持ちもあった」と振り返り、満足の結果ではなかったことを強調した。

そうした中で迎えた15日、クラセンU-15の優秀選手を中心とした面々が東西各選抜に分かれて戦うメニコンカップを戦った。坂井は普段2トップの一角に入っているが、この日は左サイドでプレー。1点リードの後半15分、得意とする最終ラインの背後への動き出しでMF藤井英翔(G大阪Jrユース)からの浮き球に反応すると、右足ダイレクトボレーは空振りとなったがワンバウンドしたボールを左足でゴール右隅へ流し込んだ。

「味方から良いボールがきて少しミスみたいな形になったんですけど、最後決めきれたのはよかったと思います。ミスった後は少し焦ったんですけど、そこからあまり相手もプレスに来ていなかったので、落ち着いてコースに流し込むのを意識していました」

続く後半16分には、坂井がパス交換で中央に切り込んで前線のFW加賀野統(G大阪Jrユース)へパス。加賀野が反転シュートでゴールネットを揺らし、坂井は1ゴール1アシストの活躍となった。

試合は4-0で終わり、「WESTのチームとして勝ててめっちゃ嬉しいです」と坂井。クラセンU-15王者・ヴィッセル神戸U-15の選手などと共演した今大会を「なかなかこうやって集まることもないので、少ない時間で全員の力で勝てたことが自分にとって大きな成長になるかなと思います」と総括し、今後に繋げていく考えだ。

その上で坂井は「この大会でも一番多く点を取ろうと思っていたんですけど、今日はサイドをやってそこで1得点取れたのはよかったんですけど、やっぱり一番多く点を取れなかったのは少し悔しいという印象です」と本音も告白。4選手が1得点ずつ決めて並んだ中でMVPや敢闘賞の受賞には至らず、頭一つ抜ける活躍ができなかったことに悔しさを示した。

すでに関西サンライズリーグ1部は再開しており、G大阪Jrユースは残り3節の中で首位のセレッソ大阪西U-15を3ポイント差で追う2位に位置している。上位2位以上が高円宮杯本大会にストレートインできるが、坂井が目指すのはリーグ王者としての全国大会出場。目標を果たすためにも得点と献身的な働きによる攻守両面での活躍を誓い、「高円宮杯ではクラブユースで取れなかった優勝を目指して頑張りたい」とその先の日本一に再び挑んでいく構えだ。

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