【G大阪】安部柊斗2連続退場後の活躍も「みそぎは終わってない」と言われ、さらなる活躍誓う

<明治安田J1:G大阪-浦和>◇13日◇第29節◇パナスタ

ガンバ大阪が浦和レッズを下し、今季2度目の3連勝を飾った。

【写真】G大阪対浦和 後半、ミドルシュートを豪快に決めるG大阪安部

この試合では、MF安部柊斗(27)の持ち味の1つでもある得点力が、勝利をもたらした。0-0で終わるのではないかという雰囲気も漂い始めた後半40分、満田誠のスルーパスを浦和DFがクリアすると、これに安部が反応。スムーズなトラップでボールを抑えると、右足ボレーで浦和ゴールに突き刺した。G大阪での初ゴールに、殊勲のボランチは「トラップがしっかりできて、相手も寄せてこなかったので打てると思った。ミートしてゴールの枠に入れることを意識した。今日は本当にたくさんの方が応援に来てくれていた。その中で勝てたのは大事だった」と柔らかな表情で語った。

5月にベルギー2部モレンベークから完全移籍で加入した安部は、早々に主力に定着していたが、7月16日にJ2モンテディオ山形と対戦した天皇杯3回戦で一発退場。2試合の出場停止明けとなった8月16日のサンフレッチェ広島戦でも再びレッドカードを受けて2試合連続退場となっていた。不在期間が長くなってしまった後は、8月31日の湘南ベルマーレ戦で先発出場して勝利に貢献し、この日は決勝点で勝利をもたらした。チームの勢いになる大仕事には「自分の一振りでゴールを取れて、サポーターのボルテージも上げられた」とチームの力になれた喜びを語った。

それでも本領発揮はまだまだこれから。「本当に迷惑をかけてしまったし、まだまだ恩返しはできていない。(試合後の)ロッカールームでも山下選手や宇佐美選手から『まだみそぎは終わってない』と言われたので(笑い)、もっと恩返しできるように頑張りたい」と話し、さらなる活躍での貢献を誓った。【永田淳】

https://www.nikkansports.com/

Share Button