加入後2戦退場のG大阪MF安部柊斗、土壇場スーパーミドルで決勝点も「まだまだ禊」

[9.13 J1第29節 G大阪 1-0 浦和 パナスタ]

 豪快なスーパーミドル弾がガンバ大阪の3連勝をもたらした。後半40分、敵陣でこぼれ球を拾ったMF安部柊斗がゴール右斜め前から浮き球に右足一閃。低弾道のボレーシュートをゴール右隅に突き刺し、これが決勝点となった。

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 今夏、ベルギーのモレンベークから加わった安部はJ1リーグ戦出場7試合目で初ゴール。試合後、フラッシュインタビューで「打った時にいい感覚があったので、いいコースに行ってくれてラッキーだった」と喜びを語った。

 そんな殊勲のゴールを挙げた安部だが、今夏の加入後はチームを上位に導く活躍が期待されたものの、7月16日の天皇杯3回戦・山形戦(●4-4、PK3-4)で途中出場から一発退場。チームの敗退に大きく関与した上、その後のJ1リーグ戦2試合での出場停止処分を下され、欠場した。また8月16日のJ1第26節・広島戦(●0-1)でも再び一発退場の反則を行い、またも2試合の出場停止処分を下され、出場機会を重ねられていなかった。

 この日は豊富な運動量とボール奪取力を活かした守備でも貢献した安部だが、「自分自身、2試合不甲斐ないプレーをしてしまってチームに迷惑をかけてしまっていたので、なんとかチームの助けになりたいと思って今日の試合に臨んで、結果的にゴール、勝利につながった」と控えめにコメント。「まだまだ禊というか、まだまだチームに一回しか貢献できていないので、どんどんこの回数を増やせるように頑張っていきたいと思います」と謙虚に前を向いた。

 3連勝で勢いに乗るG大阪は17日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)開幕節の東方足球隊(香港)戦で2021年以来のアジア参戦を迎える。安部は「浦和に勝てたのはACLに向けて大きな勢いになるので、勝利の波に乗ってACLの初戦にみんなで挑みたい」と意気込んだ。

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