G大阪、今夏加入MF安部柊斗の土壇場スーパーミドルで決勝点!! 浦和はV争い遠ざかる敗戦
[9.13 J1第29節 G大阪 1-0 浦和 パナスタ]
J1リーグ戦は13日、第29節を各地で行い、ガンバ大阪が浦和レッズに1-0で勝利した。今夏加入のMF安部柊斗が後半40分に豪快なミドルシュートを決め、加入後初ゴールとなるスーパーゴールで決勝点。これで3連勝となった。一方の浦和は勝てば首位との勝ち点差を5に縮め、優勝戦線に食らいつくチャンスだったが、厳しい黒星となった。
国際Aマッチウィーク明け最初のJ1リーグ戦。中断期間に試合のなかったG大阪に対し、浦和は9月上旬に川崎Fとのルヴァン杯準々決勝で敗退し、チームの勢いが異なるなか、G大阪はFW山下諒也、FW宇佐美貴史、FWウェルトン、浦和はDF長沼洋一、MF関根貴大がいずれも2試合ぶりの先発復帰を果たした。
まずは前半20分過ぎ、G大阪が立て続けに決定機を迎えた。同23分、宇佐美が右サイドを突破し、ペナルティエリア右までえぐり込むと、ゴール右斜め前から狙うも、GK西川周作に阻まれる。また同25分、今度は山下が右サイドをえぐり、折り返しのパスがゴール前に入ったが、FWデニス・ヒュメットのシュートはDF石原広教にゴールライン際で阻まれた。
一方の浦和は前半35分、MF中島翔哉の浮き球パスが左サイド深くに入り、長沼が高い位置を取ると、横パスから関根がつなぎ、FW小森飛絢が左足で狙うもGK一森純の正面。同アディショナルタイム1分には中島の絶妙なスルーパスに関根が抜け出すも、DF半田陸に身体を寄せられたまま一森に詰められ、シュートには至らなかった。
浦和は後半開始時、小森に代わってFW松尾佑介を投入。その後も見応えのある攻防が続くなか、同18分にはG大阪が山下とウェルトンに代わってMFファン・アラーノとFW奥抜侃志、浦和が中島に代わって負傷明けのMF渡邊凌磨を起用した。渡邊は7月23日の湘南戦での途中交代以来、約2か月ぶりの復帰となった。
そうして迎えた後半40分、G大阪がこじ開けた。右サイドからドリブルで侵入したMF満田誠の縦パスは惜しくも相手に阻まれたが、こぼれ球を拾った安部がペナルティエリア外から右足一閃。ボレーシュートをゴール右隅に突き刺し、今夏ベルギーからのモレンベークからの加入後初ゴールで先制に成功した。
一方の浦和にとっては厳しい失点。その後は後半26分から投入され、J1デビュー戦となった新加入FWイサーク・キーセ・テリンを活用しながらゴールに迫ろうと試みたが、最後まで1点が遠く、今節で優勝争いに食い込むことはできなかった。



