U20日本代表・船越監督「新しい歴史を」 ロス五輪世代の成長期待「来年のW杯ピッチに立つきっかけに」
日本サッカー協会(JFA)は12日、U―20W杯チリ大会(27日開幕)に臨むU―20日本代表21人を発表した。世界中の有望株が集結するアンダーカテゴリー最高位の大会で、2028年ロサンゼルス五輪を目指す世代の貴重な国際舞台。船越優蔵監督(48)は都内で会見に臨み、優勝を目標に掲げた。
「(U―20)W杯で新しい歴史をつくるんだという目標のもとで強化してきた。なんとかW杯までたどり着けて、ここからが本番。国を背負って、負けられない戦い、いや勝たないといけない。これを大前提に勝負にこだわって(1次リーグ初戦から決勝まで計)7試合を戦って帰ってきたい」
過去最高成績は前身のワールドユースで小野伸二らを擁した99年ナイジェリア大会の準優勝。歴史を塗り替えるため、狙うは頂点だ。
メンバー選考はDF市原吏音(20=大宮)ら常連組を順当に選出。海外クラブ所属から3人の招集に成功し、FW高岡伶颯(18=サウサンプトン)、DF小杉啓太(19=ユールゴーデン)、DF喜多壱也(19=レアル・ソシエダード)を選出した。
U―20W杯は2年に1度の開催で、4大会連続出場の日本代表は1次リーグでチリ、エジプト、ニュージーランドと対戦する。ロス五輪世代にとってはA代表入りに向けても貴重な国際舞台だ。船越監督は「選手とともに大きな思いを背負ってチリの地で躍動する姿を皆さんに届けたい。世界と真剣勝負する中で選手の成長スピードが上がり、来年のW杯北中米大会のピッチに立つきっかけとなる大会になってほしい」と語った。
▽U―20日本代表に選出されたメンバー
<GK>
中村圭佑(東京V)
ピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋)
荒木琉偉(G大阪)
<DF>
塩川桜道(流通経大)
市原吏音(大宮)
梅木怜(今治)
喜多壱也(レアル・ソシエダード)
森壮一朗(名古屋)
<MF>
大関友翔(川崎F)
平賀大空(京都)
小倉幸成(法大)
石渡ネルソン(いわきFC)
中川育(流通経大)
石井久継(湘南)
横山夢樹(今治)
中島祥太朗(広島)
佐藤龍之介(岡山) <
FW>
神田奏真(川崎F)
高岡伶颯(ヴァランシエンヌ)



