9月13・14日「Jリーグ勝敗」予想(1)首位を7差で追う浦和、難敵G大阪に敗れる「2つの予兆」! 神奈川ダービーは「波乱含み」、ノーガードの撃ち合いの末…
今回のtotoはJ1第29節の6試合と、J2第29節の7試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■前回対戦時との「類似点」
J1は例年以上に厳しいトップ争いが続いている。首位の京都サンガF.C.から4位の鹿島アントラーズまでが勝点2差にひしめき、6位のサンフレッチェ広島も京都から4ポイントしか離れていない。激戦は、まだまだ続きそうだ。
この優勝争いに食らいついていけるかどうかの瀬戸際にいるのが、7位の浦和レッズだろう。残り10試合で、首位の京都と勝点7差。これ以上離されると、苦しくなってきそうだ。
今節対戦するのは、ガンバ大阪だ。浦和から見て過去36勝15分31敗と、勝ち越してはいるものの、ほぼ互角の戦いを繰り広げてきた難敵だ。
今シーズン前半戦までの4試合、勝利と敗戦を繰り返してきた。そして今回、そのリズムを越え、勝利の女神がG大阪にほほ笑みそうなのだ。
前回対戦時の状況との「類似」が、G大阪の吉兆に映る。前半戦、なかなか調子の出なかったG大阪だが、第15節の浦和戦を前に、今季2度目の2連勝。そして迎えた浦和戦で、今季初の3連勝を飾ったのだ。
その第15節の前、G大阪は今季初の4得点で湘南ベルマーレに大勝していた。今回もG大阪は2連勝で浦和戦を迎えるが、前節の相手は奇しくも湘南。しかも今季最多の5ゴールを奪って、気持ち良く浦和をホームで迎え撃つ。
一方の浦和から見れば、前回対戦では、5連勝と波に乗ってホームに迎えながら、G大阪に0-1で敗れている。ルヴァンカップでは敗退が決まったものの、川崎フロンターレと2試合連続の激闘を繰り広げた浦和。上昇の手ごたえを感じる好ゲームの後で、またもG大阪に水を差されそうな気配が漂う。
さらに浦和には、マテウス・サヴィオの出場停止という痛手もある。今回笑うのは、G大阪になりそうだ。浦和は優勝争いに食らいつき続けることはできるだろうか。
■ダービーに「順位」は関係ない
日本各地には多くのダービーが存在するが、現在のJ1では神奈川県の4つのクラブが「神奈川ダービー」を繰り広げている。今節はそのうちのひとつ、横浜F・マリノスと川崎フロンターレの対戦が行われる。
現在は横浜FMが17位、川崎が8位と、両チームの間にはポイント差が20あり、順位を争う間柄ではないかもしれない。だが、順位争いには関係なくとも、盛り上がるのがダービーだ。
攻撃サッカーを志向していたはずが、得点力不足に悩む横浜FMだが、今季2度目の監督交代以降、突然3得点する試合が2度あった。一方の川崎は、無失点で試合を終えられない。リーグ戦ではここ2試合、4-3、5-3とノーガードの殴り合いが続いている。
ヴィッセル神戸が連覇するまで、6シーズンもJ1のタイトルを分け合ってきた両チーム。3-3だった前回の対戦と同様、今回も打ち合った末の痛み分けになると予想する。
記事後半では、こちらも混戦の続くJ2の昇格争い直接対決などを予想する。



