【プレビュー】中断明けにリーグ3連勝を狙う10位G大阪と連敗脱出を目指す12位岡山が激突 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは8月9日、10日、11日に第25節が開催。パナソニック スタジアム吹田では、ガンバ大阪とファジアーノ岡山が対戦する。
中断が明けて3週間ぶりの再開を迎える明治安田J1リーグ。第25節では、3連勝を狙う大阪と連敗脱出を目指す岡山が激突する。なお、この試合はDAZNにて無料ライブ配信される。
ホームのG大阪は、中断前に行われた前節は川崎フロンターレに逆転勝ち。開始早々に先制を許して苦しいスタートを強いられたものの、倉田秋とデニス ヒュメットのゴールで逆転し、このリードを逃げ切って中断前のリーグ戦でシーズン3度目の連勝を飾っている。
この中断期間は、リーグアンのスタッド・ランスとの親善試合を行い、スコアでは逆転負けを喫したが、様々な選手がピッチに立ち、実戦の場を養えたことはプラス材料だろう。その試合で先制点を決めたデニス ヒュメットが川崎F戦に続いて結果を残したことは再開に向けてポジティブだ。
一方で天皇杯3回戦のモンテディオ山形戦で一発退場した安部柊斗が2試合の出場停止となっており、前節に続いて欠くこととなる。5月にベルギーのRDWモレンベークからJリーグに復帰し、先発に定着していた27歳のボランチを欠くことは痛いが、前節もその穴を埋めた鈴木徳真にはチームを更なる連勝へ導く活躍が期待される。
対する岡山は、現在連敗中。6月最後のリーグ戦で鹿島アントラーズから金星を飾ったが、その後はサンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸を相手に連敗。特に前節は、試合終了間際に江坂任のゴールで一矢報いたが、試合を通してチャンスを作り切れずに力の差を痛感する敗戦となった。
初めてJ1に臨んでいる今季、極力連敗を避けてきたことでここまで勝ち点30を積み上げてきた。降格圏まで勝ち点「9」差と安全圏にはいるものの、これ以上負け込まないことは最優先の目標である残留に繋げていくためにも大きなポイントだ。そういった意味でも再開明けに連敗をしっかりと食い止めて、残留に向けて粘り強く勝ち点を積み重ねていきたいところだ。
シーズン開幕当初に対戦した前回対戦では、柳貴博と一美和成のゴールを逃げ切って勝利を収めており、いいイメージが残っている相手であるのは間違いない。直近3試合は先制できずに苦しいゲーム運びを強いられているだけに前回のように先行逃げ切りの勝利パターンに持ち込みたい。そういった意味でもルカオや江坂ら攻撃陣がゴール前で違いを見せることがポイントとなる。
G大阪がさらに連勝を伸ばし、上位浮上へのキッカケを掴むか、もしくは岡山が連敗を食い止め、残留へ前進する貴重な勝利を掴むか。両者の一戦は10日、19時に大阪の地で火花を散らす。



