G大阪の17歳GK荒木琉偉がランス戦出場へ「無失点目指して頑張りたい」 ポヤトス監督が明言

G大阪は1日、大阪・吹田市で公開練習を実施した。2日にフランス1部ランスとの親善試合(パナスタ)を控える中で、ポヤトス監督はリーグ戦フル出場のGK一森純(34)を休養させることを明言。GK荒木琉偉(17)、GK張奥林(20)に出場機会を与えると語った。

指揮官はランス戦について「練習試合で全員に時間を与えてあげたい。次の公式戦を頭に掲げながらやっていきたい」と話した一方、「一森は休ませようと思っている」と明言。「荒木を使って(張)奥林も起用して、特に荒木は周りも含めてレベルが高いところで、プロの要求に対してどれくらいやってくれるか。期待したい」と説明した。

194センチの高身長とハイレベルな技術を併せ持つ荒木は昨季G大阪とプロ契約を結び、高校3年生となった今季はトップチームの練習に帯同。U―20日本代表でも守護神を務めた。先月18日から約10日間、提携しているオランダ1部アヤックスの練習にも参加。待望の出場機会に「チャンスやなというか、自分の出せるプレーをいつも通り出していきたい」と意気込んだ。

トップチームに帯同して半年。日々のトレーニングの中でも成長を感じつつ、先輩から学んでいるという。「全体的に伸びてきているとは思いますけど、ガンバでは特に足元の関わりが大事。アジリティーもヒガシ(東口)さんや(一森)純さんはすごく動きが早くて、そういうところをもっと取り入れていきたい」。経験豊富な選手の動きを参考に、伸びしろを見出している。

アヤックスに加わって過ごした日々で得たものもある。「レベルが高かったですし、スタメンのGKを見るとシュートストップでチームを作っていた。プレースピードが日本とはちょっと違ったけど、手応えというか全然やれるとも感じた」。その中で「自分くらいの年齢で10代でいっぱい試合に出ている選手がいる。自分も負けてられないというか、なるべく試合に関わっていきたい」と闘志を燃やす。

「パナスタは初めてなので、わくわくもあるし、ちょっと緊張もある」。そう語った荒木は、ランスという未知の相手との対戦に「何の情報もなくて難しい相手だと思うんですけど、無失点が一番アピールにつながる。無失点を目指して頑張りたい」と宣言。「情報がなくても試合の中で対応していくのが大事。そういったところを見せるいい場になる」と力を込めた。

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