ガンバ大阪は7日、實好礼忠氏がアシスタントコーチとしてクラブに加入することを発表した。

實好は1995年に宮本恒靖らとともにG大阪に加入。1年目からレギュラーポジションを掴み、1997年からはキャプテンを務めた。しかし2000年に大 怪我を負ってしまい、長期離脱を余儀なくされる。それでも約1年のリハビリを経てチームに復活。再びクラブの中心選手として活躍し、2007年シーズン終 了後に現役引退を発表した。

引退後は翌年からG大阪ユースチームのコーチに就任。2009年にはトップチームのコーチを務め、2012年には松波正信監督の下でヘッドコーチを任せられた。現役時代からG大阪一筋の實好だったが、クラブがJ1昇格を果たした2013年シーズン終了後にG大阪を退団し、名古屋グランパスのコーチに就任し た。

2016年シーズンはG大阪に復帰してアシスタントコーチを担当。さらに今年から新設されるU-23チームの監督も並行して務めることが発表されている。

G大阪で栄光と挫折を味わってきた實好の復帰は、クラブに大きな力をもたらすだろう。また2016年シーズンは宮本恒靖がユースチームの監督に就任することを明かしており、クラブは新たな黄金期を迎えるために万全の体制を整えている。