G大阪を沈めたのは磐田デビュー戦大学生の一撃!関西大DF吉村瑠晟がみせた「大学生らしさ」

[5.21 ルヴァン杯3回戦 磐田2-1(延長)G大阪 ヤマハ]

内定2年目の大学4年生が、J1・ガンバ大阪を相手に大仕事をやってのけた。後半35分に決まったFW佐藤凌我の同点ゴールで延長戦に持ち込んでいたジュビロ磐田は、延長後半5分、MFジョルディ・クルークスのシュートのこぼれ球に、DF吉村瑠晟が反応。左足で蹴り込んで、逆転ゴールを奪った。

吉村は関西大学に通う現在大学4年生。神戸弘陵高から同大に進学した選手で、関西学生リーグでは下級生のころから結果を残してきた。同校OBの金園英学スカウトに誘われる形で、大学3年生になったばかりの24年4月に卒業後の入団内定を発表。昨年は夏にスタッド・ランスと戦った親善試合に出場していたが、24年度の磐田での公式戦出場はなかった。

しかし2年連続で特別指定選手となった今季、ようやくこの日のベンチ入りを勝ち取ると、後半25分からDF西久保駿介に代わって、デビュー戦のピッチに立っていた。そして持ち味の攻撃力を見せつける決勝弾を記録した。

試合後のインタビューでは「最後、あそこまで走れるところが大学生らしさ。点に繋がってよかったと思います」と初々しく振り返ると、「こういうチャンスを自分のものにしてこそ、メンバーやスタメンに絡んでいけると思う。大学でもジュビロでも自分のいいところを出していければ」と更なる活躍を誓っていた。

吉村の逆転弾で勝利した磐田は、湘南ベルマーレと戦うプレーオフラウンドに進出した。第1戦が6月4日、第2戦が同8日で、磐田は第2戦をホームで戦う。

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