G大阪・遠藤、戦友へ“サプライズ”…明神「いい男ですね」 デイリースポーツ 1月2日(土)7時0分配信

「天皇杯・決勝、G大阪2-1浦和」(1日、味の素スタジアム)

G大阪がFWパトリック(28)の2ゴールで、2連覇となる5度目の優勝を果たした。

今季の締めくくりで、最後の1冠をつかんだG大阪。主将のMF遠藤保仁(35)は、優勝杯を受け取ると、いったんカップを仲間に預け、背中を向け、指さした。背番号「17」。今季限りでG大阪から名古屋へ移籍するMF明神智和(37)のユニホームを着ていた。

G大阪で10年間を過ごし、10年から3年間は主将も務めた明神。昨年12月26日の準々決勝、29日の準決勝はベンチ入りしたが、この日はベンチ外だった。

明神から主将を引き継いだのが遠藤だ。「長い間ガンバを支え、いい時期も悪い時期も引っ張ってきてくれた選手」と、試合前から優勝した場合のサプライズ を企てていた。長谷川健太監督や、日本サッカー協会の大仁邦弥会長、高円宮妃殿下らに、自分のものではなく明神のユニホームを着させてほしいとお願いをし たという。

明神は「いい男ですね。驚きました。やっぱり偉大な、粋なキャプテンですね」と喜んだ一方、来季に向けては「(ベンチ外は)悔しい。次のシーズンで晴らすだけ。新しい争いを全力で頑張りたい」と、新天地での活躍を誓った。

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