G大阪、新加入の満田誠が全体練習に合流 背番号51は憧れの存在への思い「負けないような活躍を」
G大阪は28日、大阪・吹田市内のグラウンドで非公開の練習を行った。27日に期限付き移籍で加入が発表されたFW満田誠がこの日から全体練習に合流した。
満田は27日から合流していたが、個別メニューで練習に取り組んでいたためこの日から合流した。広島の下部組織から流経大を経て2022年に広島のトップチームへ入団。初めてとなるチーム移籍でG大阪の印象を聞かれ、「施設とかも大きくてきれい。このクラブの(規模の)大きさはすごく感じた」と目を丸くした。
ダニエル・ポヤトス監督は「山田選手のところをしっかり補強するというところがあったと思う。自分たちのスタイルにもしっかり合った選手」と話し、ポジションはSNSの不適切利用でチームを離脱しているMF山田康太がいたトップ下や、サイドでの起用を想定。ボランチは「考えていない」とした。前線からのハードワークと得点能力が売りの満田ももちろん自らの役割も把握しており、「チームのスタイルだったり、宇佐美選手など攻撃的な選手で自分の参考にもなる。そういった成長の部分も含めて選んだ」と移籍の決め手を明かした。
背番号にも並々ならぬ思いを込めた。背負う「51」は古巣、広島のFW加藤陸次樹がつけている番号だ。加藤は広島ユース時、満田が1年生の時の3年生。常に目標としてきた存在だと話す。「(G大阪で)広島戦も出られる契約。(広島戦で)お互いに出た時や、他のチームとの試合でもそうですけど、むつくん(加藤)に負けないような活躍をしようっていう意味で、むつくんにも連絡してそうしました」。加藤がC大阪に所属していたこともあり、「言っていいのかな…」と気遣いも見せる一幕もあった25歳。チームは3試合で2敗としているが「自分も含めてそこをじれずに、1試合ずつ良くしていければ」とチームを活性化し、上位へ導いていく。