電撃加入のG大阪MF満田誠が背番号51にした理由「言っていいんですかね?」広島戦出場も可能な契約
広島からG大阪に電撃加入した元日本代表MF満田誠(25)が28日、吹田市内のクラブハウスで初対応した。この日から全体練習に合流。「凄く施設が大きくて綺麗。このクラブの大きさを感じている」と目を丸くした。
複数のポジションが可能だがダニエル・ポヤトス監督は「ボランチは考えていない」とトップ下、もしくはサイドでの起用を想定。悩んだ末に出場機会を求めて移籍を決断した満田も「数字が最も自分を証明することだと思う。自分も結果にこだわっていく。この決断を自分の正解にしたい」と気合を入れた。
買取オプション付期限付き移籍で、広島戦出場可も契約事項に含まれている。背番号51を選んだことに関しては「言っていいんですかね…?」と最初は口ごもっていたが「広島の加藤陸次樹選手はユース時の1年生と3年生。目標としていた存在で、試合で対戦することになればムツくんに負けないような活躍をしようという意味です。ムツくんにも連絡しました」と広島の先輩の名前を挙げて理由を説明。逡巡したのは加藤がC大阪に在籍していた経験があるからという気遣いだった。
3月2日にはアウェー東京V戦。指揮官は「リズムや試合勘を取り戻す必要はある。ただチームは怪我人がかなり多いので、(遠征に)連れていくのかも含めて、勝利に近づける選手を選ぶ。しっかり判断したい」と慎重な姿勢だが、満田は「練習はしていたので、コンディション的には別に問題ない」と前向きに話す。出場機会を得た際にはプレー強度不足のチームを救い、サポーターのハートも鷲掴みする。