最も高額なのは? Jリーグ日本人選手、最新市場価値ランキング6位。DF最高額! ボロボロの守備を立て直した男
明治安田J1リーグの2025シーズンがついに開幕した。今季も選手たちは圧巻のプレーで私たちを魅了し、週末に興奮をもたらしてくれるはずだ。今オフも多くの移籍が話題となったが、現在J1で最も市場評価が高い選手は誰なのだろうか。今回はJ1所属の日本人選手に焦点を当て、最新の市場価値をランキング形式で紹介する。※スタッツと市場価値はデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は2月18日時点。
DF:中谷進之介(なかたに・しんのすけ)
生年月日:1996年3月24日(28歳)
所属クラブ:ガンバ大阪
市場価値:150万ユーロ(約2億4000万円)
2024リーグ成績:38試合4ゴール0アシスト
昨季をリーグ4位で駆け抜けたガンバ大阪の強みは、圧倒的な堅守にあった。2023シーズンのG大阪はリーグワーストの61失点を喫していたが、昨季はリーグ最少失点のFC町田ゼルビアよりも1失点多いだけの35失点と大幅に改善している。
見違えるほどディフェンスに安定感が生まれた要因は、DF中谷進之介の存在が大きいだろう。名古屋グランパスでミッチェル・ランゲラックらとともに堅守を支えてきた男は、新天地でも素晴らしいパフォーマンスを披露している。
中谷は守備の要として昨季リーグ戦38試合に出場。素早く状況を把握して、相手チームの攻撃の芽を潰すインテリジェンスあふれるディフェンスだけでなく、闘争心を前面に押し出したダイナミックなタックルも輝いた。
また、ディフェンダーながらここぞの場面での得点力も光り、昨季は全コンペティション合わせて6ゴールを記録。特に天皇杯では、準決勝の横浜F・マリノス戦(3-2)で大活躍。1-2のビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに同点ゴールを決めてチームの希望を繋いだ。この得点で勢いづいたG大阪は延長戦を制して決勝進出を決めている。
わずか1年で青黒に新たな強みをもたらした男の市場価値は、150万ユーロ(約2億4000万円)となっている。現在28歳とサッカー選手としては最も脂がのる時期であり、今季の活躍次第では中谷の評価額がさらにアップしても不思議ではない。