「三笘の今があるのも…」“若い時は気づかない”ルーキーへ、実績十分の元Jリーガーが示す成功条件「クリスチアーノ・ロナウドもマイケル・ジョーダンも」
「余裕がないし、何をやってもダメ」
「ルーキーが成功するための秘訣は?」
そう質問を投げかけると、元Jリーガーの鄭大世氏は「ルーキー時代を思い出したくないし、考えたくもない(笑)」と笑みを浮かべながら言った。
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「余裕がないし、何をやってもダメだし、周りと比べちゃうし、四面楚歌みたいな感じです、上手くいかない時は。そんな僕がベテランになって若い選手を見ていて思ったのは『荒削りでいい』と。できないのは当たり前だけど、そこからスタメンを勝ち獲る選手もいて、そういうタイプは強みを磨きまくったプレーヤー。ドリブルが得意ならとにかく仕掛けまくる。クリスチアーノ・ロナウドも、マイケル・ジョーダンも自分の強みを出しまくって成功した選手です」
チャレンジし続ける。それが大事だという。
「監督もアグレッシブな姿勢を評価します。ドリブルを失敗してすぐに諦めたら、監督からは『こんなものか』と思われてしまいます。逆に取られても何度も仕掛ける選手は監督から『面白い』と評価されるはずです。だから、長所を磨きまくってほしいです。三笘(薫)選手もずっとドリブルを研究して自分のものにしたから、今があるわけです」
「長所を磨く」と同時進行したいのが「短所を補うこと」だと鄭大世氏は主張する。
「自分がどういうタイプのプレーヤーなのかをまず説明できないといけません。自分の長所を把握してないと、試合で使われなかった時に自身の良さを忘れてしまいます。しっかりと長所を理解したうえで、短所をできるだけ消す。圧倒的な攻撃力があるのに、守備をまったくやらないのはダメです。その攻撃力をアピールしつつ、守備もそれなりにやっていますという姿を賢く見せる必要があります」
鄭大世氏は自らの経験から「監督は若い選手を絶対に使いたい」と断言する。
「クラブとしても若手は使いたいはずです。その選手が練習試合で一度でもキラリとしたプレーをすればすぐ起用されます。一方で、ベテランはその程度だと使われません。これは僕以外の人も言っています。でも、若い時は自分が優先されることに気づきません。そこに気付けるかですよね」
今季のJ1リーグ開幕戦では、ガンバ大阪の名和田我空、清水エスパルスの嶋本悠大といった高卒ルーキーがプロデビューをしている。もしかすると“長所をアピールしたから”こそ彼らは起用されたのかもしれない。