【天皇杯】宇佐美が2戦連続2ゴールでG大阪が決勝へ! 浦和とのCSリターンマッチへ!! SOCCER DIGEST Web 12月29日(火)17時2分配信

マークにつかれながらも力強く2ゴール!

 第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会の準決勝、G大阪対広島は12月29日にヤンマースタジアム長居で行なわれた。

今季のJリーグチャンピオンシップ決勝と同一カードとなった一戦は現状のベストメンバーで臨んだG大阪に対し、広島は最終ラインの塩谷を累積警告の出場停止、前線のドウグラスを練習中の怪我で欠く苦しい布陣。前線は佐藤を1トップに2シャドーに浅野と茶島が起用された。

序盤はテンポよく広島がボールをつなぎリズムを掴んだかに見えたが、先に試合を動かしたのはG大阪だった。7分、右サイドからのクロスをパトリックが頭で落とすと、これが宇佐美の足もとへ。宇佐美はボールを横へ流してマーカーの千葉を一歩ずらすと、その股を抜いてゴール右へ突き刺した。G大阪が1点を先 制する。

G大阪は先制後も8分に宇佐美が惜しいシュートを放ち、17分にも倉田がペナルティエリア外から強烈なミドルを打ち込むもクロスバーをわずかに越えた。

20分以降、広島は再びボールを支配しリズムよく攻撃を仕掛けるものの、G大阪もゴール前で粘り強い守備を見せる。結局、前半はG大阪の1点リードで折り返す。

後半に入ると、広島が猛攻を見せる。立ち上がりから縦への圧力を強めた広島がG大阪ゴール前に殺到。57分にミキッチがカットインから放ったシュートはわ ずかにクロスバーを越え、67分には茶島が最終ラインの裏に抜け出し決定機を迎えるが、GK東口のファインセーブにゴールを阻まれた。

そして74分、ここまで押し込まれていたG大阪がワンチャンスをモノにする。カウンターから倉田が持ち上がり、ペナルティエリア付近で長沢を経由して宇佐美へボールが渡る。宇佐美はマークに厳しく付かれながらも左足を振り抜き、ゴール右へ流し込んだ。

2点をリードされた広島は、さらに攻撃の手を強め、79分に皆川が、84分には浅野がヘッドでゴールを狙うがわずかに枠を捉えきれない。

すると、後半アディショナルタイムにはカウンターから抜け出した長沢が冷静にGK林との1対1を制して、G大阪が3点目を決める。

試合はこのままタイムアップ。G大阪が3-0で広島を下し、Jリーグチャンピオンシップ決勝のリベンジを果たした。

この結果、天皇杯決勝は浦和対G大阪という、こちらもJリーグチャンピオンシップ準決勝と同じカードに。決勝は、1月1日の元旦に味の素スタジアムで14時15分にキックオフされる。

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