G大阪連覇へ王手!宇佐美、愛娘誕生から2戦4発に“おしゃぶり”乱発 スポニチアネックス 12月29日(火)16時58分配信

◇第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会準決勝 G大阪3―0広島(2015年12月29日 ヤンマー)

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会は29日、各地で準決勝2試合が行われ、今年のJリーグチャンピオンシップ(CS)決勝の再現となったG大阪―広島の1戦は、同決勝で敗れたG大阪が日本代表FW宇佐美貴史(23)の2試合連続2得点などでJリーグ年間王者の広島を3―0で下し、大会連覇に王手をか けた。来年元日に東京・味の素スタジアムで行われる決勝では、準決勝で柏を下した浦和と対戦する。

G大阪に勝利をもたらしたのは、またしても背番号39の宇佐美だった。0―0で迎えた前半7分、倉田の右クロスをパトリックが頭で落としたボールを拾っ てコントロールし、ペナルティーエリア手前左から左足でシュート。ボールは懸命に伸ばした相手GK林の指先をあざ笑うかのように通り過ぎ、ゴール右隅に突き刺さる先制ゴールとなった。

宇佐美は26日に行われた鳥栖との準々決勝(万博)では、前半26分に巧みな右足トラップから左足で先制ゴール。1―1で迎えた後半34分には、右クロス をFW長沢が落としたボールを左足で決めて3―1での勝利の立役者となった。9月26日のJ1第2ステージ第12節・柏戦(万博)でゴールして以来3カ 月、公式戦のゴールから遠ざかっていたが、クリスマスイブの24日に蘭夫人(24)が第1子となる長女を出産後、初めての試合となった鳥栖戦での2発に続 いて、これで2試合連続の“パパ3号”。鳥栖戦後には「娘が力を貸してくれたのかな」ととろけそうな笑顔を見せていたが、まさに愛娘誕生が宇佐美に大きな力を与えた格好となった。

だが、これで終わりではなかった。こう着状態で迎えた後半29分、倉田の突破からつないだ長沢のパスを宇佐美が左足で再びゴール右隅に叩きこみ、これで “パパ4号”の2試合連続4ゴール目。準々決勝・鳥栖戦よりは控えめな笑顔を見せつつも再び“おしゃぶりポーズ”を披露した。後半46分には、長沢も2試 合連続ゴールの祝砲。エースの完全復活で、J王者・広島をも粉砕したG大阪。決勝では、CS準決勝で“下克上”勝利を果たした浦和を相手に、再び勝利をつ かんで連覇を決めたいところだ。

 

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