【天皇杯】G大阪が坂本一彩の劇的弾で9大会ぶり優勝王手 PK戦突入寸前で横浜下す

<天皇杯:横浜2(延長)3G大阪>◇準決勝◇27日◇パナスタ

ガンバ大阪が延長戦を劇的弾で制し、4大会ぶりの決勝進出を果たした。15年度の第95回大会以来、9大会ぶり6度目(松下電器時代含む)の優勝に王手をかけた。

1-1で迎えた後半43分、横浜DF松原が一時は勝ち越しとなるゴールを挙げ、逃げ切るかに思われた。たが、同48分にG大阪はDF中谷が起死回生の同点弾。試合終了まで残り数分の劇的ゴールだった。

決勝点は延長後半終了間際、途中出場のFW坂本が劇的な決勝点を挙げた。PK戦突入寸前のドラマだった。

坂本は「長い時間だったんで、うれしい。途中出場だったんで、勝利に貢献しようと。ヒーローになれてうれしい」と語った。

延長後半にはVARの末、G大阪の守備にPKなしと判定された。ひやりとする場面も切り抜け、最後の決勝点につなげた。

試合は互いに死力を尽くした白熱戦になった。

G大阪が前半26分、MF山田の左ダイレクトボレーで先制。横浜も同37分、速攻からFWヤン・マテウスが左足で同点ゴールを決めた。

敗れた横浜は7大会ぶりの決勝進出、11大会ぶりの優勝を逃した。リーグ戦、ルヴァン杯と合わせ、今季無冠が決まった。

11月23日の決勝(14時・国立)ではヴィッセル神戸と京都サンガの勝者と対戦する。Jリーグ発足後、決勝戦での関西勢対決は初めて。

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