G大阪はMFダワンが先制もリード守れずJ18戦未勝利 DF半田陸が戦列復帰
◇明治安田J1リーグ第32節 G大阪1―1東京V(2024年9月28日 パナソニックスタジアム吹田)
G大阪は後半アディショナルタイムに追いつかれてJ1では8戦未勝利となった。7月14日の湘南戦から勝っていないのだが、この8試合は6分け2敗。負けた試合も1点差。この期間中の天皇杯2試合は勝利して準決勝に進出している。11日の準々決勝は敵地で広島を2―1で下しており、22日の京都戦も最終盤は押していた。
ダニエル・ポヤトス監督(46)は「京都戦を含めて運が足りないのか…。悔しい」と話し、DF中谷進之介(28)は「勝ち点3がほぼ手中にあった試合。何が原因なのかは分からないですが、京都戦(22日、△2―2)のようないいゲームができていなかったのは絶対的にある」と振り返った。
収穫はパリ五輪代表で現地での練習中に左足を痛めて離脱したDF半田陸(22)が後半11分から公式戦に復帰したこと。29分ので前半は5バックで守MFダワン(28)の先制ゴールを守り切ることができなかっただけに「練習の時から大きな声援をもらったので勝利を届けたかった。悔しいですし、自分的にも何ができたわけじゃないんで」と反省の言葉が口をついたが「次またチャンスがあれば。自分が思っているよりも体が動いたし」と手応えもあった。
ダワンのゴールはFW宇佐美貴史(32)の絶妙なスルーパスから生まれたが、ダワンと共にFW坂本一彩(21)も同じタイミングでシュート態勢に入っていた。「ダワンがいい状態だったので譲ったというか…。ツインシュートもチラッと思ったんですけどね。両方で撃ってはいいことにならないなと」。「キャプテン翼」で大空翼と岬太郎が見せた“伝説ゴール”をほうふつさせる瞬間だったが、坂本は一瞬の判断で自制して先制点を導いた。
G大阪の次戦は3日後、10月2日のアウェーでの大阪ダービー(対C大阪)となる。勝てない、うっぷんを晴らすにはダービーマッチは格好の舞台になる。