【G大阪】終盤の失点で2戦連続ドロー 8戦未勝利に中谷進之介「絶対的な強さはないなと感じた」
<明治安田J1:G大阪1-1東京V>◇28日◇第32節◇パナスタ
後半アディショナルタイムに同点弾を食らったガンバ大阪は東京ヴェルディと引き分けに終わり、またも白星を挙げられなかった。
前半は人数をかけて守る東京V守備陣を崩しきれなかったが、ハーフタイムに、より人数をかけて攻撃することを確認し合った後半に、狭いスペースを攻略して先制に成功した。
後半29分、FW宇佐美貴史(32)の短いスルーパスに抜け出したMFダワン(28)が冷静に左足で決めた。「相手のラインを越えていく動きは今週取り組んできたこと。それが結果につながって良かった」。ダワンの言葉通り、狙っていた形で8試合ぶり勝利に近づいた。
しかし1点リードの同アディショナルタイム、東京Vの右サイドでFKのチャンスを与えると、その流れからMF森田晃樹(24)にミドルを打たれ、追い付かれた。
DF中谷進之介(28)は「勝ち点3がほぼ手の中にあるところからこぼれ落ちてしまった。自分たちからできる、絶対的な強さはないなっていうのは今日あらためて感じた」と唇をかみ、MF鈴木徳真(27)は「あの時間は、ファウルをしない戦い方をするべきだと思うし、プレースキッカーがいて、高さがある相手にやっちゃいけないプレーを僕らは選択してしまった。みんなで学んで、ああいう時間帯の戦い方を賢くしていく必要がある」と試合の終わらせ方への課題を口にした。【永田淳】