嘘だろ? 宇佐美貴史が超絶シュートを止められ唖然…「バケモノすぎる」「絶対入るやつ」京都GKの意味不明セービングが脚光
【明治安田J1リーグ】京都サンガF.C.2-2ガンバ大阪(日本時間9月22日/サンガスタジアム by KYOCERA)
ハイレベルなスーパーシュートとスーパーセーブだった。ガンバ大阪のFW宇佐美貴史が放った芸術的なアウトサイドシュートを、京都サンガF.C.のGKク・ソンユンが素早い反応で横っ飛びで防いだシーンが、脚光を浴びている。
2-1で京都がリードしていた74分だった。G大阪は右サイドからMF岸本武流がグラウンダーのクロス。鋭いボールはボックス内を横切ると、ペナルティースポット付近で待ち構えていた宇佐美のもとへ一直線に渡る。
宇佐美は右足での柔らかいタッチでボールの勢いを完全に吸収し、すぐさま右足アウトサイドをコンパクトに振ってシュート。青黒エースのトラップ→シュートは非常に素早く、その間はコンマ1秒もなかった。人間離れしたテクニックからのシュートがゴールマウスの左隅を捉えていた。
しかし、京都の絶対的な守護神が超人的な反応で防いだ。ク・ソンユンはシュートが飛んできた瞬間、身体を懸命に伸ばして横っ飛びし、ポストギリギリを襲ってきたボールを右手1本で弾き出したのだ。
さらにク・ソンユンは、そのこぼれ球に反応していたG大阪のFWウェルトンのシュートも素早く起き上がってから右手に当て、大ピンチを見事にシャットアウト。背番号94の雄叫びとホームチームのサポーターの歓声がスタジアムに響き渡った。一方でビッグチャンスを防がれた宇佐美は、天を仰いだ後に視線をピッチに移し、ため息を吐く。同点ゴールを決め切れなかった悔しさを露わにした。
解説の原一樹氏は「いや~、すごい」と漏らすと、「クロスは速かったんですけど、宇佐美選手のトラップからシュートまでが速かったですよ。でも、ク・ソンユン選手が素晴らしかったですね。(シュートを)1つ目を止めた後も、すぐに立ち上がって(2つ目の)シュートを止めにいきましたよね。しっかりとボールを見切っていました」と、スペクタクルな攻防に対して興奮気味に賛辞を送った。
また、サッカーファンも大興奮。SNSでは「本当にク・ソンユン様々だよ!!」「素晴らしいセーブ!!」「ク・ソンユンがすごすぎる」「ク・ソンユンやばすぎ問題」「化け物すぎる」「これ止められるのかよ?w」などスーパーセーブを称賛する声が集まった。一方で「宇佐美、完璧だったのに」「宇佐美のシュート止められる要素なかったじゃん」「あのシュートは普通なら絶対入るやつ」「アウトサイドキックなのに凄い威力やったんやが…残念過ぎる」などのコメントも目立つなど、ハイレベルな攻守だったことが伺えた。
このスーパーセーブ直後に実況・若田部克彦氏が「またしてもク・ソンユン」と叫んだように、京都の守護神は抜群の存在感を放って試合終盤までリードを守っていた。しかし、87分にセットプレーから一度はファインセーブでしのぐも、こぼれ球を押し込まれて痛恨の失点を喫する。結果的に2-2でタイムアップを迎え、京都はリーグ戦の連勝が「3」でストップ。一方のG大阪は連敗こそ回避したものの、4位に浮上することはできなかった。