G大阪GK一森純「許されるべきことじゃないですけど…」パスミスから失点も気丈に振る舞う

◇明治安田J1リーグ第31節 G大阪2―2京都(2024年9月22日 サンガスタジアム)

G大阪は終盤に粘りを見せて勝ち点1を獲得した。7試合勝ち星なし。残り8試合で首位・広島との勝ち点差は「10」となったが、GK一森純は「皮肉にも僕がミスしてから皆がアグレッシブにやってくれた。ああいうプレーを続けていければ強いG大阪に戻れると思う」と前を向いた。

そのミスとは1点リードの前半27分だ。一森がビルドアップで前に突けたパスが弱くなり、京都FWマルコ・トゥーリオにダイレクトでシュートを打たれた。一度は味方が戻ってゴール前でボールをかき出したが、そのこぼれ球を詰められて同点。本来ならば勢いを削ぐシーンだったが、FW宇佐美貴史やDF岸本武流が連続で決定機を迎えるなど、一森のミスをカバーしようとチーム全体で戦った。そして一森自身も、その後も積極的にビルドアップに関わり続けた。

「いつかはこういうことが起こるだろうとは思っていた。しっかりと後半がプレーできたのは今年、頑張って成長できたところ。チームに迷惑をかけたことは本当に許されるべきことじゃないですけど次に向かってやる」

同点に追いついた試合終了間際にはDF中谷進之介の“幻の逆転弾”やPK取り消しもあった。決して満足のできる結果ではなかったものの、この日の反骨心は次戦・東京V戦へ生きてくるはずだ。

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