9月21・22日「Jリーグ勝敗」予想 首位チームを「足止めする」落とし穴、順位差10も「関係なし」京阪ダービー、もう一つのダービーでも「大波乱」
今回のtotoはJ1第31節の9試合と、J2第32節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■【画像】『サッカー批評』編集部「9月21・9月22日のJ1、J2」勝敗予想はコチラ↓
投票状況を見てみると、どちらかのチームだけが人気を集めるカードが少なくないようだ。順位差やチーム状況などを考えて、うなずかざるを得ない試合もある。
一方で、納得できないものもある。FC町田ゼルビアの勝利を予想する声が、約69%にまで上っていることも、その一つ。
町田は首位に立っており、対する相手は19位の北海道コンサドーレ札幌。順位表のほぼ正反対の位置にいることを考えれば、致し方ないのかもしれない。
だが、それほどまでに疑うこともなく町田の勝利を予想していいものだろうか。落とし穴がありそうな気がする。
町田はリーグ戦ここ5試合で2勝2分1敗。一時は首位から後退したが、すぐに返り咲いた。
対する札幌もここ5試合は3勝1分1敗と、最近のJ1で好調チームのひとつに数えてもいいが、前節は東京ヴェルディにホームで0-2で敗れた。しかも今節は2人が出場停止となる。
だが、この出場停止が逆説的な武器になる可能性がある。しかも、上位相手にその威力は増す可能性があるのだ。
主力選手を欠くことは、痛手をこうむることになりそうだが、必ずしもそうではない。危機感がチームの結束を高め、代わりに出た選手の発奮をうながす側面もある。
今季の札幌も、序盤の不調の時期などに選手が出場停止になった試合を落としたことがあった。だが、第9節のサンフレッチェ広島戦、8連敗後の第23節のヴィッセル神戸戦と、出場停止で選手を欠いた試合で、上位相手に引き分けたことも事実だ。最近は、同様の状況だった第27節のサガン鳥栖戦、第29節の川崎フロンターレ戦で勝利している。
札幌の家族的なチームの結束力は、今回も首位チーム相手に大きな武器になり得る。勝ち切るとまでは言えないが、引き分けに持ち込む可能性は十分にあると見る。
■2つのダービーで「下剋上」が起きる
他にも上位を苦しめそうなのが、15位の京都サンガF.C.である。今節は5位のガンバ大阪と京阪ダービーを戦う。
順位は「10」も離れている。勝点差は11ポイントもある。だが、予想するのは京都の勝利だ。
残留争いをしていた京都だが、6月以降の黒星は1つだけ。夏に加入したラファエル・エリアスは7戦7発と、驚異の得点力を発揮している。
一方のG大阪は第24節以降、勝ちがない。4引き分けしているが、勝点3を手にできていないのだ。
順位は離れているが、京都の勝利が濃厚。下剋上という表現がふさわしいのか分からないほど、勢いは京都に傾いているのだ。
J2で波乱が起きるとしたら、藤枝MYFCと清水エスパルスの静岡ダービーだろう。
清水は2位につけており、前試合も徳島ヴォルティスとの試合を2-1で制した。だが、台風で延期になったためにミッドウィークに組み込まれた、この「前試合」が気にかかる。
後半、交代出場から2得点を決めたドウグラス・タンキの活躍は喜ばしいが、それまで無得点だったことも事実。また、アウェイでの連戦の影響を考慮しないわけにはいかない。
藤枝も前節にベガルタ仙台を下して3連勝を飾るなど好調だ。昨年の清水との対戦成績も1勝1敗と、藤枝の勝機は十分にあるとみる。
今回のtotoの購入締切は9月21日で、ネット決済による公式サイトでの販売は17時50分(コンビニ決済は16時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。