G大阪、上位争いへ手痛い4戦連続ドロー…福岡と打ち合いも痛み分け
明治安田J1リーグでは24日、第28節のガンバ大阪vsアビスパ福岡が行われた。
直近3試合連続ドロー中の4位・G大阪が、7試合未勝利の9位・福岡をホームに迎えた一戦。G大阪は坂本一彩や宇佐美貴史、ファン・アラーノら、福岡は岩崎悠人やシャハブ・ザヘディ、前寛之らを先発起用した。
試合は立ち上がりからG大阪が攻勢を保つ。11分には右サイドの山下諒也がロングボールに抜け出したがオフサイドの判定。この際に対処しようとした池田樹雷人が山下との接触前に左ヒザを抱えるようにしながら倒れ込む。この日がJ1初出場となっていた池田だが、井上聖也との交代を強いられる。
それでも20分、右サイドでドリブルを開始した紺野和也がボックス内に侵攻したところで鈴木徳真と交錯して転倒。PKの笛が鳴らされ、自らキッカーを務めた紺野がGK一森純に反応されながらも力強いシュートを決め切る。
しかしG大阪はすぐに追いつく。27分の左CKで中央の福岡将太が高く飛び上がって頭で合わせる。前嶋洋太の身体に当たったボールがネットを揺らした。
追いつかれた福岡だったが32分には再びリードを奪う。左CKの流れからショートコーナーを選択し、前が速く低いクロスを蹴り込む。宮大樹がダイビングヘッドでボールに触れて決め切る。
ビハインドで折り返したG大阪だったが後半開始早々に食らいつく。48分、左サイドでボールを持った宇佐美が右足でクロスを上げると上手くマークを外した坂本が頭で沈める。
その後、互いに選手を入れ替えていく中で80分にはカウンターから独力でボックス内まで侵攻した山下がシュートを放ったがGK村上昌謙がセーブ。結局、決勝点は生まれないまま2-2で試合終了を迎えた。
この結果、G大阪は5試合未勝利かつ4試合連続ドロー中と上位戦線の中では手痛い結果に。対する福岡も連敗こそ回避したものの7試合未勝利と痛み分けの結果に終わっている。