J3琉球から今夏加入の札幌FW白井陽斗、待望初先発も「これじゃ普段出ている選手たちの刺激にならない」

[8.21 天皇杯4回戦 千葉 1-0 札幌 フクアリ]

あふれるモチベーションは結果につながらなかった。

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北海道コンサドーレ札幌FW白井陽斗は今夏、J3のFC琉球から加入し、天皇杯4回戦で新天地初先発。立ち上がりから2トップの一角でアグレッシブに敵陣へと仕掛け、ゴールに向かう姿勢を見せたが、ボールタッチが足につかない場面が目立ち、決定的なシュートにも至らなかった。

「多くのサポーターが来てくれて、北海道でテレビで見てくれている方もいたと思う。何より監督にアピールするチャンスだったので、気持ちは冷静に入れたけど、プレーが焦ってしまった」

加入後はJ1リーグ戦3試合連続で終盤数分間のみの出場にとどまっており、先発奪取に向けてはアピールが必要だったが、悔しい不発。「ゴール前までは行けているけどシュートは打てていない。これじゃ普段出ている選手たちの刺激にもならない」と厳しく語った。

G大阪のアカデミー出身。2018年にトップチーム昇格を果たしたが、主にG大阪U-23での出場が続いたことで、J1リーグ戦出場は4年間で1試合だけだった。22年にはJ2の岡山、23年から今季前半戦はJ3のFC琉球で過ごし、覚悟新たにJ1に帰ってきた。

現在チームはJ1リーグ最下位に沈んでおり、求められる役割は残留に導く仕事。「自分自身に求められるプレーはそんなに綺麗で上手いプレーじゃない。チームの誰よりも走って、5分だろうが、30分だろうが、90分だろうが、誰よりも泥臭く諦めない姿勢でやっていけたらなと思います」と決意を新たにしていた。

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