G大阪GK一森純が姿勢で伝えたメッセージ「メチャクチャ怖かったけど」
◇天皇杯4回戦 G大阪3―2湘南(2024年8月21日 パナスタ)
時間の経過とともにエリアを飛び出してボールを触る回数が増えた。いや、増やした。G大阪GK一森純は、その意図を明かす。
「DFラインを上げられるように俺がしっかりとカバーした。相手にスペースを与えないようにコンパクトにした上で、俺が勇気を持って前に出ないといけないなという気持ちでした」。DFラインを形成する中谷進之介らと相談したわけではない。自陣の広大なスペースは俺が守る―。自らの判断でチーム全体に“前線から圧力を掛け続ける”というメッセージを伝えた。
「今日は本当に疲れる試合だった。数多く処理したけど、それ以外のところでもかなり消耗させられた。メチャクチャ怖かったけどリスクを認識しながら前に飛び出したりしてできた」。2失点は反省したものの、その表情は充実感に満ちていた。