逆転勝利のG大阪DF中谷進之介が称えたのは…「しっかり対応してくれた」

◇天皇杯4回戦 G大阪3ー2湘南(2024年8月21日 パナスタ)

G大阪は逆転で湘南を下し、3大会ぶりのベスト8進出を決めた。得点はセットプレーから2発生まれたが、シュート総数は10本対7本。内容で圧倒されたリーグ戦2試合とは違う中、逆転ヘッドを叩き込んだDF中谷進之介が称えたのがMF食野亮太郎だった。

「鈴木淳之介選手がかなり(相手の)キーマンになってきた。そこを亮太郎がしっかり対応してくれたし、攻撃のところでは僕らの右サイドからアタックできるところがあった。攻撃の時間が長いことで、消耗度を含めて良い流れにできた」

今季リーグ2試合、特に敗れた7月20日の一戦では湘南の左CBを努める鈴木淳之介のボールの持ち運びに苦戦。プレスを剥がされることでマークがズレてしまい、後手を踏んだ。その鈴木淳を封じたのが食野だった。果敢なチェイシングで鈴木淳の自由を奪い、また攻撃でも積極的に仕掛けて押し込んだ。

食野が得点に絡むことはなかった。だが数字に表れない献身性が勝利を呼び込んだ。

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